アバルト 500 / 595
アバルト 500 / 595
※専用ページにリンクします。
「トリノ自動車製造会社(Fabbrica Italiana Automobili Torino)」の頭文字に由来するフィアットが創業したのは1899年のこと。当時は「フィアット 3 1/2HP」などを製造していた。1930年代には航空、鉄道分野にも進出し、軍需兵器開発にも乗り出す。戦後は前輪駆動の画期的な小型車「NUOVA 500」など、魅力的な大衆車を誕生させ、その方向性は今でも変わらない。そんなフィアットのスポーツモデルは、小型の2座オープンカーが中心。1960年代には850スパイダーや124スパイダー、70年代にはミッドシップのX1/9、そして90年代には前輪駆動のバルケッタなど魅力的なクルマを生み出している。また、フィアットと密接な関係を持つアバルトもスポーツカーの歴史を語る上で欠かせない存在。カルロ・アバルトによって1949年に設立され、フィアット500、600をベースとした高性能車を生み出した。1971年にはフィアットに買収され、同社のモータースポーツ部門として活動する。 またフィアットブランドのモデルベースに、アバルトの名を掲げたスポーティモデルもいくつか手がけている。1997年には組織が消滅したものの、2007年にはブランドが再度復活し、フィアットをベースとしたスポーツモデルをリリースしている。