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 CHICAGO International Auto Show 2007

シカゴショー

開催期間:2007年2月7日〜2月18日

◆サターン アストラ MY08(市販化)

 サターンのコンパクトサイズカーであったアイオンの生産が終了し、その後継としてアストラが登場した。これはオペルで販売されているものとまったく同一で、バッジだけが異なる。すでにオペル「ベクトラ」がサターン「オーラ」として発売されており、サターンはオペルの北米版という意味合いが強くなった。サターンでは、3/5ドアハッチバックが導入され、エンジンは1.8L 直4のみとなる。生産は、ベルギーのアントワープ工場が担当。2007年秋頃に2008年モデルとして発売される。

◆ポンティアック G8 MY08(市販化)

 ポンティアックのミッドサイズ「グランプリ」の後継として登場したG8。これは、2006年夏に登場したホールデン「コモドア(VE)」の兄弟車であり、ポンティアック独自の2分割グリルを採用する以外はほぼコモドアと共通の外観をもつ。前輪駆動のWボディを採用したグランプリとは異なり、G8はFR方式を採用。エンジンは、3.6L V6と、6.0L V8の2機種を搭載。生産はオーストラリアで行われ、2008年初頭に北米に投入される予定。

◆フォード トーラス MY08(市販化)

 2007年デトロイトショーでマイナーチェンジ版が発表された2008年型ファイブハンドレッドだが、シカゴショーではトーラスへと名称を変更して再び発表された。その内容は、2008年型ファイブハンドレッドと同様であり、エンジンは260hpを発生する3.5L V6を搭載。トランスミッションは6速ATが組み合わされ、FFのほか、4WDも設定される。サスペンションのセッティング、エンジン&トランスミッションのマウントも見直され、振動を軽減している。発売は2007年夏。

◆マーキュリー セーブル MY08(市販化)

 トーラスの登場に合わせて、その双子車であるマーキュリー「セーブル」の名称も復活した。これはいうまでもなく、モンテゴのマイナーチェンジ版である。しかしファイブハンドレッド/モンテゴよりも、デザイン面での差別化が図られており、ヘッドライトの形状がトーラスとは異なる。エンジンは、トーラス同様260hpを発生する3.5L V6を搭載し、これに6速ATが組み合わされる。サスペンション、エンジンマウントの改良もトーラスに準じている。発売は2007年夏。

◆トヨタ ハイランダー MY08(市販化)

 日本ではクルーガーとして販売されているミッドサイズSUVのハイランダーが2代目となった。プラットフォームは、現行カムリ、アバロンがベースとなっている。エンジンは3.5L V6に加え、3.3L V6のハイブリッドも用意される。3.5Lには5速ATが組み合わされ、4WDと2WDを選択可能。3.3LハイブリッドはCVTで、4WDのみとなる。北米では2007年7月から発売が開始されるが、国内への導入時期について は未定となっている。

◆サイオン xB MY08(市販化)

 ボクシーなスタイルが特徴のxBが2代目へフルモデルチェンジ。先代は日本のトヨタ「bB」と同じボディを持っていたが、新型はサイオン独自のボディをもつ。ボディサイズは、全長4249mm、全幅1760、全高1590mmと、日本版と比較するとかなり大きい。エンジンは、2.4L 直4を搭載。最高出力は158psを発生する。装備面ではiPODに接続可能なパイオニア製オーディオや車内エンターテイメントシステムなど、音響関係がとくに充実している。

◆サイオン xD MY08(市販化)

 トヨタの北米におけるエントリーブランドのサイオン。その4番目のモデルとなるxDは、5ドアのコンパクトハッチバック。全長3929mm、全幅1724mm、全高1524mmというコンパクトなボディは、北米ではサブコンパクトに属する。エンジンは10代目カローラに初搭載された1.8L 直列4気筒(2ZR-FE)を搭載。インテリアは、リヤシートが60:40分割可倒式となり、iPODにも接続可能なパイオニア製の160Wオーディオを装着するなど、快適装備も充実する。日本国内には次期型イストとして導入される。

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