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 Detroit, North American International Motor Show 2010

デトロイトショー

開催期間:2010年1月11日〜1月24日

◆シボレー アベオ RS ショーカー(コンセプトカー)

 シボレーのサブコンパクトカー(Bセグメントモデル)がアベオ。04年モデルで米国に導入された初代アベオは韓国製、つまりデーヴ カロスのバッジエンジニアリングだった。しかし、2010年後半にデビューが予定されている2代目アベオは、ミシガン州のオリオン工場で生産が行われる。このショーモデルは、スポーティな「RS」のコンセプトモデル。全長、全幅ともに拡大されたエクステリアは、シボレーのアイコンでもある二分割グリルや丸型テールライト、フェンダーフレアを採用し、全体的にグッとスポーティな造形になった。エンジンは、クルーズにも積まれる1.4L直噴ターボが与えられる。

◆ビュイック リーガル GS ショーカー(コンセプトカー)

 09年ロサンゼルスショーで復活したビュイックのミドルクラスセダンがリーガル。その正体はオペル インシグニアのバッジエンジニアリングであるが、伝統あるネーミングの復活とあって注目を浴びていた。そんな新型リーガルのスポーツモデル「GS(グランスポーツ)」を予感させるコンセプトカーが登場。インシグニアにも高性能モデル「OPC」が設定されるが、ビュイックのそれはややマイルドなもの。2.8L V6ターボ(325ps)を搭載するオペルに対し、こちらは2.0L 直4ターボ(255hp)を搭載。しかし6速MTと4WD、電子制御リヤLSDを組み合わせることで、刺激的な走りを実現している。

◆キャデラック CTS-V MY11(市販モデル)

 CTSの3番目のボディとして、09年ロサンゼルスショーに登場したCTSクーペ。その高性能バージョン「V」モデルが登場した。メカニズムはCTS-Vセダンを踏襲し、6.2L V8+スーパーチャージャーのLSAユニットを心臓部に収め、最高出力は556hpをたたき出す。トランスミッションは6速MTまたは6速ATが組み合わされ、後者にはパドルシフトを採用。動力性能は、セダンよりもやや軽量なボディの恩恵で、0-60mph加速は3.9秒という高い実力を持つ。サスペンションは磁性流体を用いたマグネティック・ライド・コントロールが与えられているほか、ブレーキもブレンボ社製の高性能なものが装着される。

◆キャデラック XTS プラチナム コンセプト(コンセプトカー)

 STS、DTSに代わるキャデラックのフルサイズサルーンを思わせるコンセプトモデルがXTS プラチナム コンセプト。最大の特徴は、プラグイン式のハイブリッドモデルということ。3.6L V6のガソリンエンジンと2つのモーターを組み合わせ、システムの合計出力で350psを発生させる。駆動方式は4WD。バッテリーは、プラグインハイブリッドにはもはや必須とも言えるリチウムイオン式。これは米国の家庭用電源で、およそ5時間でフル充電が可能となる。エクステリアは、キャデラックらしいエッジの効いたボディシェイプと大型のフロントグリルが特徴的。AFSを備えたLED式ヘッドランプの採用も新しい。

◆フォード フォーカス(市販モデル)

 フォードのCセグメントモデル、フォーカスの新型が発表された。先代は欧州と北米で異なるモデル(北米仕様は初代の改良版)だったが、3代目となる今回はひとつに統合され、正真正銘の世界戦略車として販売される。シャシーは、前年フランクフルトショーで発表されたC-MAXにも採用される新開発「グローバルCプラットフォーム」。エクステリアは、初代から続くスポーティなデザインを採用。まずは5ドアハッチバック、4ドアセダンが公開されたが、今後ボディバリエーションが拡大されると考えられる。具体的なエンジンラインアップは未定だが、2.0Lの直噴ユニットなどが搭載される予定。

◆フォルクスワーゲン ニューコンパクトクーペ(コンセプトカー)

 フォルクスワーゲンの次世代クーペのコンセプトモデルが、ニューコンパクトクーペ(NCC)。全長は4.54mと、ジェッタとほぼ同サイズのCセグメントクーペであるが、その中身は革新的。150psを発生する直噴式1.4Lターボと7速DSGを組み合わせ、その間に27psの電気モーターを配したハイブリッドカーなのである。バッテリーはリチウムイオン式で、モーターのみでの走行も可能なフルハイブリッドとなる。注目すべきは、運転中にアクセルペダルを離すと、動力がミッションから切り離され、惰性走行をするという点。エネルギー回収システムやアイドリングストップ機能と相まって、高い燃費性能を実現している。

◆メルセデス・ベンツ Eクラスカブリオレ(市販モデル)

 Eクラスに、セダン、エステート、クーペに続く4番目のボディのカブリオレが設定された。Eクラスのカブリオレは初代モデル(124系)以来のこと。ベースとなっているのはクーペで、ルーフには断熱性や遮音性にすぐれたソフトトップが採用される。開閉は当然ながら電動式で、およそ20秒で開閉可能。さらに40km/h以下であれば走行中でも操作できる。また、「エアキャップ」と呼ばれる世界初の機構を採用することで、風の巻き込みを大幅低減。乗員の首まわりを暖める「エアスカーフ」の採用と相まって、どんな環境でも快適なオープンドライブが楽しめる。エンジンは、全7機種と幅広く用意されている。

◆ホンダ CR-Z(市販モデル)

 07年の東京モーターショーで最初のコンセプトモデルが登場し、09年の同ショーでさらにリファインされたプロトタイプが公開されたCR-Z。その市販モデルがついに発表された。デザインは最終プロトタイプとほぼ同一。ボディサイズ(日本仕様)は4080×1740×1395mmと、まさに往年のコンパクトスポーツ、CR-Xを髣髴とさせる大きさに収められている。114psを発生する1.5L 直4ユニットに14psのモーターを組み合わせ、これに6速MTを介して前輪を駆動する。ハイブリッドカーに6速MTを搭載するのは世界初。またパドルシフト付きのCVTも選択でき、こちらはエンジン出力が113psとなる。

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