◆メルセデス・ベンツ

Cセグメント

A-Class  [MY05-]
Aクラス (2nd/W169)

A-Class  [MY97-04]
Aクラス (1st/W168)

B-Class  [MY06-]
Bクラス (W245)

Dセグメント

C-Class  [MY08-]
Cクラス (3rd/204系)

C-Class  [MY01-07]
Cクラス (2nd/203系)

CLC-Class  [MY09-]
CLCクラス (CL203)

CLK-Class  [MY03-09]
CLKクラス (2nd/209系)

Eセグメント

E-Class  [MY10-]
Eクラス (4th/212・207系)

E-Class  [MY03-09]
Eクラス (3rd/211系)

E-Class  [MY96-03]
Eクラス (2nd/210系)

E-Class  [MY85-95]
Eクラス (1st/124系)

200 Series  [MY76-84]
200シリーズ (123系)

200 Series  [MY68-76]
200シリーズ (114・115系)

CLS-Class  [MY05-]
CLSクラス (1st/C219)

Fセグメント

S-Class  [MY06-]
Sクラス (5th/W221)

S-Class  [MY80-91]
Sクラス (2nd/W126)

S-Class  [MY73-79]
Sクラス (1st/W116)

CL-Class  [MY07-]
CLクラス (3rd/C216)

CL-Class  [MY00-06]
CLクラス (2nd/C215)

CL-Class  [MY97-99]
CLクラス (1st/C140)

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A-CLASS   [MY05-/2004y-]

Aクラス(2nd/W169)

Aクラス3ドア前 Aクラス3ドア後
Aクラス3ドア内装 Aクラス3ドア内装

解説

 1997年、メルセデス・ベンツの乗用車初となる前輪駆動車としてデビューを果たしたAクラス(W168)。このモデルはFFというだけでなく、全長がわずか3605mmと、同社としてはかつてないほど小型なモデルであったため、デビュー当時、メルセデス・ベンツのエントリーモデルとして大きな話題を呼んだ。そんなAクラスは2004年6月に2代目(W169)が発表され、翌年2月から日本国内にも導入された。

 2代目Aクラスのエクステリアはモノフォルムなデザインを採用するなど先代のイメージをほぼ踏襲しているものの、シャープな形状のヘッドライトに代表されるように、全体的にエクステリアデザインが洗練され、スポーティで存在感の強いスタイリングへとなった。さらにボディサイズは、全長3838mm、全幅1764mm、全高1595mm、ホイールベース2568mmと先代から大幅なサイズアップが図られ、これによって室内空間とクラッシャブルゾーンが拡大された。ボディ構造は、先代の大きな特徴でもあった「サンドイッチコンセプト」を進化させて採用し、衝突安全性もさらに向上。ボディタイプは3ドアと5ドアが設定されているが、日本国内には5ドアのみが導入された。また先代に設定されていたロングホイールベースモデルは2代目では廃止された。

 インテリアは質感を大幅に向上させ、市場での評価が低かった先代の弱点でもあったチープなイメージを完全に払拭。ダッシュボードやドアトリムなどには新素材を用い、さらにシートも全面的に設計が見直された。またラゲッジスペースをフルフラット化できる1:2分割可倒式リヤシート、2段階の高さ調節が可能なラゲッジルームフロアを採用するなど、実用性も大幅に向上。安全装備では、衝撃の強さに応じて展開の度合いを2段階にコントロールする前席/サイド/カーテンエアバッグ、姿勢制御装置(ESP)を採用する。トリムレベルは「クラシック」「エレガンス」「アバンギャルド」の3タイプが用意される。

 搭載されるエンジンは、1.5L(A150)、1.7L(A170)、2.0L(A200)、2.0Lターボ(A200 Turbo)のガソリン4機種、2.0Lターボディーゼルが出力別に3機種(A160CDI/A180CDI/A200CDI)の合計7機種を設定。トランスミッションは、「A150」「A170」「A200」「A160CDI」に5速MT、「A200 Turbo」「A180CDI」「A200CDI」に6速MTが組み合わされるほか、メルセデスベンツ初のCVT「AUTOTRONIC(オートトロニック)」も全車で選択することができる。今回Aクラスのために新開発されたこのCVTでは、スムーズな走りと優れた燃費を実現するほか、7速の手動変速も可能であるのがトピック。これらのうち、日本国内には「A170」「A200」「A200 Turbo」のCVTモデルのみが導入された。

 2代目となったAクラスでは、サスペンションも一新。フロント側には、ダンパーの減衰力が走行状態に応じて調節される「セレクティブダンピングシステム」、リヤ側には乗車人数や積載重量にかかわらず車体姿勢を最適に保つ「スフェリカル・パラボリック・スプリングアクスル」を採用し、乗り心地と走行性能を大幅に高めた。また車速感応式の電動パワステを新採用することにより、よりスポーティなステアリングフィールを実現。タイヤサイズは15インチ〜16インチとなるが、17インチ+スポーツサスペンションなどがセットになった「スポーツパッケージ」も用意され、日本国内では「A200 Turbo」にこれが標準装着されている。

主要諸元 " MY05  A200 5Door "参照:ドイツ・オフィシャルサイト(2005.07)

寸法・重量エンジン・トランスミッション
車格Cセグメント型式
乗車定員5名種類2.0L 直4 SOHC 8V
全長×全幅×全高3838×1764×1595 mm気筒内径×行程83.0×94.0 mm
ホイールベース2568 mm総排気量2034 cc
トレッド前/後1556/1551 mm圧縮比11.0
最低地上高--最高出力100kW[136ps]/5750rpm
重量5MT : 1270 kg
CVT : 1315 kg
最大トルク185Nm[18.9kgm]/3500-4000rpm
ステアリング形式ラック&ピニオン式
電動パワーステアリング
燃料供給装置電子制御燃料噴射式
サスペンション前マクファーソンストラット
コイル
燃料タンク容量54(+6) L
無鉛プレミアムガソリン
サスペンション後スフェリカル・パラボリック
スプリング・アクスル
コイル
トランスミッション5MT/CVT(AUTOTRONIC)
ブレーキ前ベンチレーティドディスク駆動方式FF
ブレーキ後ディスクその他
タイヤ前195/55R16生産拠点-
タイヤ後195/55R16価格帯(国内導入時)252.00万円〜309.75万円
走行安定装置ABS/ASR/ESP