トップ > モーターショーズ > 2007年 > ニューヨーク

 New York International Automobile Show

ニューヨークショー

開催期間:2007年4月4日〜4月15日

◆レクサス LX570(市販化)

 日本ではランドクルーザーの名で発売されているレクサス LXシリーズがフルモデルチェンジを果たした。エクステリアは、レクサス独自のL-finesseデザインを採用し、上質で洗練されたスタイルへと変貌。搭載されるエンジンは、381hpを発生する5.7L V型8気筒。これにより車名はLX570となった。組み合わされるトランスミッションは6速AT。メカニズム面では、4輪電子制御サスペンション、アクティブハイトコントロール、フルタイム4WDシステムを採用し、高い走破性を実現。タイヤは20インチサイズが装着される。発売は2008年の早い時期とのアナウンス。

◆インフィニティ G37クーペ(市販化)

 先に新型となったインフィニティG35(日本名スカイライン)の2ドアモデル、G37クーペが登場した。エクステリアはセダンと差別化され、アグレッシブなスタイルをもつ。エンジンもセダンとは異なり、新開発V型6気筒「VQ37VHR VVEL」を搭載、最高出力は330ps以上を誇る。足回りには4輪アルミキャリパー対向ピストンブレーキ、4輪アクティブステアを採用し、走行性能をさらに高めている。装備面では、タッチパネル式ナビゲーションシステム、バックビューモニター、11個のBose社製スピーカーなどがオプションで選択可能。発売は2007年8月と発表された。

◆インフィニティ EXコンセプト(コンセプトカー)

 インフィニティFXシリーズの弟分にあたるコンパクトSUVが「EX コンセプト」。発売されればBMW「X3」やアキュラ「RDX」が直接のライバルとなるこのモデルは、FXシリーズ同様クーペのような流麗なボディデザインが特徴。技術面では、フロント・サイド・リアに搭載したカメラを用いて駐車時の死角を減らす「アラウンドビューモニター(AVM)」、車線を逸脱しそうになった際にVDCを用いて車線内に戻ろうとするドライバーの操作を支援する「レーンデパーチャープリベンション(LDP)」を採用するのがトピック。市販時期は、2007年末までに、北米に投入すると発表。

◆ホンダ S2000 CR プロトタイプ(市販化)

 S2000をベースに、サーキット走行を想定したチューニングモデルがS2000 CR(Club Racer)である。オープンカーながらも非常に強固なボディをもつS2000だが、今回はボディ剛性をさらに強化。同時に合計およそ40kg以上にもおよぶ軽量化やサスペンションの専用チューニングが施され、走行性能を大きく高めている。エクステリアには、専用デザインの前後バンパーや大型リヤスポイラーを採用。さらに電動開閉式だったソフトトップは、脱着式のアルミ製ハードトップに変更された。エンジンは標準車と同じく2.2Lを搭載。米国での発売は2007年秋。

◆スバル インプレッサ(市販化)

 インプレッサがフルモデルチェンジを受けて3代目となった。先代までに存在したスポーツワゴンが廃止され、4ドアセダンと5ドアハッチバックのラインナップとなった。エクステリアは、シャープな横長形状のヘッドライトを採用するなど、先代のスポーティなイメージを継承。また室内空間は大きく拡大され荷室も広くなった。北米向けのエンジンラインナップは、2.5L 水平対向SOHCとDOHCターボの2機種。サスペンションは、リヤに新設計のダブルウィッシュボーンを採用する。また、前席・サイド・カーテンエアバッグを全車に標準採用するなど、安全性にも配慮している。

◆スバル トライベッカ(マイナーチェンジ)

 スバルが北米市場に投入するSUVのトライベッカが大幅にリニューアルされた。大きな注目点はそのデザインで、個性が強いフロントマスクが、より平凡な形状に改められている。エンジンをボアアップすることにより、排気量は従来の3.0Lから3.6Lにまで拡大された。ただしエンジン本体の寸法は従来のまま。また吸排気にアクティブバルブコントロールシステム(Dual AVCS)を採用し、低中速トルクを強化したほか、冷却回路の変更によりレギュラーガソリンに対応したのもトピック。排気量を拡大したにもかかわらず、パワートレインでおよそ4.4kgの軽量化を図った。

◆ヒュンダイ コンセプト ジェネシス(コンセプトカー)

 ヒュンダイの新世代ラージ・スポーティセダンのコンセプトが発表された。ジェネシスが採用する後輪駆動のシャシーはすべて新開発。ボディサイズは、全長5005mm、全幅1863mm、全高1490mm、ホイールベース2935mmと堂々たるもの。シャシー同様、搭載されるエンジンもオールニューの4.6L V型8気筒DOHC。最高出力は300hpオーバー。トランスミッションはZF社製の6速ATが組み合わされる。サスペンションは前後ともにマルチリンク式を採用。また、ABS、姿勢制御装置(ESC)、8エアバッグを採用するなど安全装備も抜かりはない。発売は2008年。

インデックス

■日本・韓国

■欧州・米国