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S500 / S600 / S800
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S2000
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NSX
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解説
1972年に登場し、国産FFハッチバックの人気に火をつけたホンダのベーシックカーがシビック。その後モデルチェンジを繰り返し、2005年9月には8代目(FD1/FD2/FD3)が登場した。8代目シビックは「センシャス・クオリティ」をコンセプトに開発。今回より「シビック=ハッチバック」のイメージを捨て去り、日本国内では4ドアセダンに一本化されたのが大きなトピックといえる。ただし、英国で生産される欧州仕様では3ドア/5ドアのハッチバック、北米仕様では4ドアセダンと2ドアクーペが販売され、市場ごとにデザインやプラットフォームが大きく異なっている。日本仕様と同じプラットフォームをもつのが北米仕様で、欧州仕様はフィットをベースとした独自の成り立ちをもっている。
国内仕様のボディサイズは、全長4540mm、全幅1750mm、全高1440mmと先代から大幅に拡大され、ついに3ナンバー化された。エクステリアはホンダらしいシャープなデザインとされ、軽快なイメージを演出。リヤビューでは、丸型コンビネーションランプ、楕円型デュアルエグゾーストを採用し、スポーティさをアピールする。また、メタリック塗装の新技術「スーパープラチナ塗装」が今回新開発され、無垢の金属のような輝きを放つ「スーパープラチナメタリック」にこの技術を適用したのも話題となった。
一方インテリアは、近未来感のある斬新なデザインとされた。とくに、運転中に見る頻度の高いスピードメーターをドライバー正面に配する「マルチプレックスメーター」が大きな特徴。これは、上段にはデジタル式スピードメーターのほか、燃料計、水温計、ターンシグナルなどが、下段には自発光式タコメーター、オド/トリップメーターなどが配置される。また、ステアリングにはメーター類の視認性が高い楕円形状の3本スポーク、チルト&テレスコピック機構、アクセルペダルには操作性に優れたオルガン式を採用するなど、実用車としての機能性も高い。さらにホイールベースが2700mmにまで拡大されたことで、ゆとりあるリヤスペースを確保。トランクルーム容量も438Lと広い。また、ミリ波レーダーを用いた車速/車間制御機能IHCC(インテリジェント・ハイウェイ・クルーズコントロール)、リヤカメラ付きHDDナビ、サイド/カーテンエアバッグ、追突軽減ブレーキ(CMS)などクラスを超えた先進装備がオプション設定されるのもポイント。
エンジンは、デビュー当初は新開発となる1.8L 直列4気筒DOHC(R18A)、そして同じく新開発ハイブリッドシステム「3ステージ i-VTEC+IMA」を採用する1.3L 直列4気筒SOHC(LDA)の2機種を搭載。1.8Lエンジンは、新しい「i-VTEC」やDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)を採用することで、燃費性能を大きく向上。最高出力は140ps、最大トルクは17.7kgmを発生する。一方1.3Lハイブリッドは、モーター(出力20ps)を補助動力として用いる「IMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)」を採用し、1.8L車と同等のトルクを発生しながら、31.0km/Lという高い燃費を誇る。また、翌年4月にはアコードに搭載されている2.0L 直列4気筒DOHC(K20A)を追加。こちらは最高出力155ps、最大トルク19.2kgmを発生する。トランスミッションは、1.8Lには5速MTまたは新開発5速AT、2.0Lには5速AT、無段変速機(ホンダマルチマチックS)が組み合わされる。そして2007年3月には225psを発生するピュアスポーツモデル「TYPE R」も設定された。
サスペンションは、先代同様フロントにはマクファーソンストラット式、リヤにはダブルウィッシュボーンを採用。従来ダンパーとスプリングが一体だったリヤサスペンションは今回から別体とされ、ホイールセンターのやや後方に配することでタイヤ接地性と乗り心地を向上したほか、ロードノイズの低減も実現する。ステアリングは電動パワーステアリング付きのラック&ピニオン。ブレーキは、フロントがベンチレーティドディスク、リヤがソリッドディスクを採用する。また一部グレードには姿勢制御装置(VSA)も装備。タイヤサイズは、「ハイブリッド MXB」が15インチ、それ以外が16インチを装着する。
2008年9月にはマイナーチェンジが行われた。この改良では、「TYPE R」を除くシリーズ全体のフロントグリル、フロントバンパー、リヤコンビランプの形状を変更するなど、エクステリアをリフレッシュ。インテリアではファブリックシートの質感が高められたほか、新グレードや新たなパッケージオプションが設定された。
主要諸元 " 2005y CIVIC 1.8GL "
寸法・重量 | エンジン・トランスミッション | ||
車格 | Cセグメント | 型式 | R18A |
乗車定員 | 5名 | 種類 | 1.8L 直4 SOHC 16V |
全長×全幅×全高 | 4540×1750×1440 mm | 気筒内径×行程 | 81.0×87.3 mm |
ホイールベース | 2700 mm | 総排気量 | 1799 cc |
トレッド前/後 | 1500/1525 mm | 圧縮比 | 10.5 |
最低地上高 | 150 mm | 最高出力 | 103kW[140ps]/6300rpm |
重量 | 1240 kg | 最大トルク | 174Nm[17.7kgm]/4300rpm |
ステアリング形式 | ラック&ピニオン式 電動パワーステアリング | 燃料供給装置 | 電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-F1) |
サスペンション前 | マクファーソンストラット コイルスプリング | 燃料タンク容量 | 50 L 無鉛レギュラーガソリン |
サスペンション後 | ダブルウィッシュボーン コイルスプリング | トランスミッション | 5AT |
ブレーキ前 | ベンチレーティドディスク | 駆動方式 | FF |
ブレーキ後 | ディスク | その他 | |
タイヤ前 | 205/55R16 89V | 生産拠点(国内) | |
タイヤ後 | 205/55R16 89V | 価格帯(登場時) | 187.95万円〜236.25万円 |
走行安定装置 | ABS/VSA(O) |
関連リンク