シビック タイプR(6th/FL5)
シビック タイプR(5th/FK8)
シビック タイプR(4th/FK2)
シビック タイプR(3rd/FD2・FN2)
シビック タイプR(2nd/EP3)
シビック タイプR(1st/EK9)
CR-Z(ZF1)
CR-X デルソル(3rd/EG)
CR-X(2nd/EF8)
バラードスポーツCR-X(1st)
※専用ページにリンクします。
解説
それまで世界各国で共通のボディを採用していたシビックは、8代目以降、日・米・欧の3地域に向けて別のデザインが与えられることになった。2005年9月に登場した日本仕様はセダンのみとなり、実用車としての立ち位置を明確化。しかし6代目(EK型)から始まった走りの「タイプR」は、多大なるファンの期待に応えて今回も用意されることになった。新型タイプRが設定されたのは4ドアの日本仕様と3ドアの欧州仕様。つまりこの8代目シビックには2種類のタイプRが存在するのだが、ここでは2007年3月に登場した日本仕様のタイプR(型式はFD2)について述べる。
先代はイギリスのスウィンドン工場で生産されていたタイプRだが、4ドアのタイプRは正真正銘日本製。外観は、専用フロンバンパーや大型リヤスポイラーを採用するなど標準仕様から差別化されている。室内はブラック基調のスポーティな雰囲気でまとめられ、フロントには専用バケットシートを装着。一方リヤシートは2名乗車となる。また、VTECがハイカム側に切り替わった瞬間を伝えてくれるi-VTEC/REVインジケーター、エンジンスターターボタンを採用したのも3代目タイプRのトピック。4ドアになったとは言え、スポーツカー純度は歴代トップクラスなのだ。
心臓部に納められるのは、先代と同じく2.0L 4気筒DOHC「K20A」。吸排気効率の改善や圧縮比向上などにより、最高出力は先代から10ps高いの225psを発揮する。これに組み合わされるのはクロスレシオ化された6速MT。ボディは軽量化と高剛性化が図られ、インテグラ タイプR比で剛性がおよそ50%以上もアップ。足まわりは強化ダンパー&スプリング、大径スタビライザー、トルク感応型ヘリカルLSD、ブレンボ社製の17インチ径ブレーキローター&アルミ製対向4ポットキャリパー(フロント)、18インチのポテンザRE070とチューンドカー顔負けのアイテムが揃う。その後2015年10月、欧州仕様の9代目シビックをベースとした新型が登場し、「タイプR」は存続された。
主要諸元 " 2007y HONDA CIVIC TYPE R "
寸法・重量 | エンジン・トランスミッション | ||
車格 | Cセグメントスポーツ | 型式 | K20A |
乗車定員 | 4名 | 種類 | 2.0L 直4 DOHC 16V |
全長×全幅×全高 | 4540×1770×1430 mm | 気筒内径×行程 | 86.0×86.0 mm |
ホイールベース | 2700 mm | 総排気量 | 1998 cc |
トレッド前/後 | 1505/1515 mm | 圧縮比 | 11.7 |
最低地上高 | 135 mm | 最高出力 | 165kW[225ps]/8000rpm |
重量 | 1270 kg | 最大トルク | 215Nm[21.9kgm]/6100rpm |
サスペンション前 | マクファーソンストラット | 燃料タンク容量 | 50 L |
サスペンション後 | ダブルウィッシュボーン | トランスミッション | 6MT |
ブレーキ前 | ベンチレーテッドディスク | 駆動方式 | FF |
ブレーキ後 | ディスク | 動力性能 | |
タイヤ前 | 225/40R18 88Y | 最高速度 | -- km/h |
タイヤ後 | 225/40R18 88Y | 0-100km/h加速 | --秒 |
◆Honda Collection Hall 収蔵車両走行ビデオ CIVIC TYPE R(2007)