シビック タイプR(6th/FL5)
シビック タイプR(5th/FK8)
シビック タイプR(4th/FK2)
シビック タイプR(3rd/FD2・FN2)
シビック タイプR(2nd/EP3)
シビック タイプR(1st/EK9)
CR-Z(ZF1)
CR-X デルソル(3rd/EG)
CR-X(2nd/EF8)
バラードスポーツCR-X(1st)
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解説
1992年に誕生したNSX タイプRに続くシリーズ第2弾は、1995年8月に登場したインテグラ タイプRである。60年代のSシリーズ以降、ホンダはシビックのような乗用車派生のFFスポーティカーを除けば、本格スポーツと呼ぶに値するモデルに恵まれなかった。しかし、その後訪れる国産スポーツカーブームに歩を合わせるかのように、90年代に入ると数々の魅力あるモデルを送り出している。インテグラ タイプRはその代表であり、4ドアハードトップ/3ドアクーペのインテグラに、高回転型エンジンとサーキットでも通用するハードな足まわりを与えたFFスポーツだ。
具体的には、心臓部に専用開発の1.8L 直4DOHC「B18C」を搭載する。高圧縮比、フリクションの低減などさまざまな手を加えることで最高出力200psを発揮。自然吸気エンジンとして世界最高峰のリッター当たり111psを実現している。トランスミッションは5速MTのみで、トルク感応式ヘリカルLSDを採用。サスペンションはハードに固められ、パフォーマンスロッドを追加することでボディ剛性も強化。これに加え、クイックなステアリングギヤレシオ、ポテンザRE010の装着などにより、FFとしては例を見ないほどシャープなハンドリングを実現している。
エクステリアは、専用デザインのフロントチンスポイラー、リヤスポイラー、軽量アルミホイールの装着が特徴的。インテリアは小径MOMO社製皮巻きステアリング、チタン製シフトノブ、専用メーター、レカロ社製バケットシートが装着され、ノーマルのままでもスポーツドライビングが楽しめる仕立てがなされている。
1998年にはマイナーチェンジが行われ、等長エキゾーストマニホールドの採用やブレーキ径の拡大により、走りの性能がさらに強化された。同時に外観は、リヤバンパー形状やホイールデザインが変更を受けている。FFスポーツの礎を築いたインテグラ タイプRは、2001年7月、フルモデルチェンジで2代目に進化したのだった。
主要諸元 " 1998y HONDA INTEGRA TYPE R (3DOOR) "
寸法・重量 | エンジン・トランスミッション | ||
車格 | コンパクトスポーツ | 型式 | B18C |
乗車定員 | 4名 | 種類 | 1.8L 直4 DOHC 16V |
全長×全幅×全高 | 4380×1695×1330 mm | 気筒内径×行程 | 81.0×87.2 mm |
ホイールベース | 2570 mm | 総排気量 | 1797 cc |
トレッド前/後 | 1480/1485 mm | 圧縮比 | 11.1 |
最低地上高 | 130 mm | 最高出力 | 200ps/8000rpm |
重量 | 1100 kg | 最大トルク | 19.0kgm/6200rpm |
サスペンション前 | ダブルウイッシュボーン | 燃料タンク容量 | 50 L |
サスペンション後 | ダブルウイッシュボーン | トランスミッション | 5MT |
ブレーキ前 | ベンチレーテッドディスク | 駆動方式 | FF |
ブレーキ後 | ディスク | 動力性能 | |
タイヤ前 | 215/45ZR16 | 最高速度 | -- km/h |
タイヤ後 | 215/45ZR16 | 0-100km/h加速 | --秒 |
◆Honda Collection Hall 収蔵車両走行ビデオ INTEGRA TYPE R(1995年)