シビック タイプR(6th/FL5)
シビック タイプR(5th/FK8)
シビック タイプR(4th/FK2)
シビック タイプR(3rd/FD2・FN2)
シビック タイプR(2nd/EP3)
シビック タイプR(1st/EK9)
CR-Z(ZF1)
CR-X デルソル(3rd/EG)
CR-X(2nd/EF8)
バラードスポーツCR-X(1st)
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解説
コンパクトなFFスポーツカー、インテグラ タイプRは2001年7月にフルモデルチェンジを受けた。先代はインテグラのモデルライフ途中で追加された「タイプR」だが、新型はベーシックモデル「iS」と同時に登場。すでにこの時代、スポーツカーブームは斜陽だったが、タイプRの名に恥じないスパルタンな走りは新型でも健在だった。
ボディは5ナンバーサイズだった先代からひと回り大きくなり、全幅1725mmの3ナンバーサイズとなった。全長は同程度だが、全高は55mm高くなり、ずんぐりしたスタイルが特徴である。ホイールベースは後に登場する3ドアのシビック タイプRと同値。iSはカジュアルな小型クーペという見た目だが、タイプRは大型リヤスポイラーや専用の17インチアルミホイールが装着されるなど、先代以上に迫力ある外観となっている。インテリアは、ヘッドレスト一体型のレカロ社製バケットシート、MOMO社製本革巻きステアリング、アルミペダルなど走りの装備が奢られる。
エンジンは、iS、タイプRともにK20A型の2.0L 直4DOHCを搭載。特にタイプRはVTECとVTCを組み合わせることで、最高出力は220psを発揮する。これは、同エンジンを搭載する2代目シビック タイプRよりも5ps高い数値。トランスミッションは、クロスレシオ6速MTを組み合わせている。こちらには、前段マルチシンクロコーン、超軽量鍛造クロムモリブデン鋼フライホイールを採用したことで、よりスムーズな変速操作が可能となった。またトルク感応式ヘリカルLSDも搭載。足まわりは、フロントロアアームやリヤブレーキキャリパーのアルミ化、ブレンボ社製のフロントブレーキ(アルミ製対向4ポットキャリパー)の採用など、多くの箇所が強化されている。
2004年9月には前後デザインが一新されるマイナーチェンジを受けたが、スポーツカーブームの終焉により、後継モデルが登場することなく2006年に生産終了。2000年代初頭を代表する傑作FFスポーツと言える1台だった。
主要諸元 " 2001y HONDA INTEGRA TYPE R "
寸法・重量 | エンジン・トランスミッション | ||
車格 | コンパクトスポーツ | 型式 | K20A |
乗車定員 | 4名 | 種類 | 2.0L 直4 DOHC 16V |
全長×全幅×全高 | 4385×1725×1385 mm | 気筒内径×行程 | 86.0×86.0 mm |
ホイールベース | 2570 mm | 総排気量 | 1998 cc |
トレッド前/後 | 1490/1490 mm | 圧縮比 | 11.5 |
最低地上高 | 130 mm | 最高出力 | 162kW[220ps]/8000rpm |
重量 | 1170 kg (エアコン非装着車) | 最大トルク | 206Nm[21.0kgm]/7000rpm |
サスペンション前 | マクファーソンストラット | 燃料タンク容量 | 50 L |
サスペンション後 | ダブルウイッシュボーン | トランスミッション | 6MT |
ブレーキ前 | ベンチレーテッドディスク | 駆動方式 | FF |
ブレーキ後 | ディスク | 動力性能 | |
タイヤ前 | 215/45ZR17 | 最高速度 | -- km/h |
タイヤ後 | 215/45ZR17 | 0-100km/h加速 | --秒 |