シビック タイプR(6th/FL5)
シビック タイプR(5th/FK8)
シビック タイプR(4th/FK2)
シビック タイプR(3rd/FD2・FN2)
シビック タイプR(2nd/EP3)
シビック タイプR(1st/EK9)
CR-Z(ZF1)
CR-X デルソル(3rd/EG)
CR-X(2nd/EF8)
バラードスポーツCR-X(1st)
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解説
4代目シビックタイプRが日本でお披露目されたのは2015年東京モーターショー。ベースとなるのは、2012年に登場した9代目シビックの欧州仕様。英国工場で生産され、日本に逆輸入するという方式は2代目タイプR(EP3)や3代目タイプRユーロと同じである。もはやシビック タイプRは、世界規模で展開するモデルへと成長したと言い換えることができる。目指したのはFF最速のスポーツカー。今回も、ホンダの技術が惜しみなく投入された。
エンジンは2.0L直噴ターボで、最高出力は先代から大幅アップの310psを発揮。これは激戦のCセグメントスポーツカーとしてトップクラスの値。トランスミッションはクロスレシオ化された6速MTを採用する。また、長らく自然吸気にこだわってきたホンダだが、今回のタイプRではモノスクロールターボチャージャーと電動ウェイストゲートを新採用し、レスポンスに優れたアクセルワークと高出力を両立している。高性能化を推し進めるにあたり、シャシーはほとんどが専用設計。なかでも注目なのが、4輪のダンパー減衰力をリアルタイムに独立制御するアダプティブダンパーシステムを採用したことだ。これによって高速域でも安定感のある走りを実現している。足まわりには、フロントにブレンボ社製モノブロックキャリパーと大径ドリルドブレーキが与えられ、高出力化に対応している。
エクステリアもまた大いに目を引くところ。これでもかと言わんばかりの過激なリヤウイングやフロントオーバーフェンダーを装着し、ノーマルのシビックとはまるで別物という出で立ち。一方、室内はタイプRらしく情熱的な仕立てとなり、専用設計のシートを採用するのも注目点だろう。サーキットのスペシャルカーとして先代から大きく進化した4代目タイプRはニュルブルクリンク北コースを7分50秒63と、発表時点でFF車最速ラップを刻んだ。ルノー メガーヌR.S.トロフィーやセアト レオン クプラの驚異的なタイムをさらに塗り替えることに成功したのであった。
主要諸元 " 2015y HONDA CIVIC TYPE R "
寸法・重量 | エンジン・トランスミッション | ||
車格 | Cセグメントスポーツ | 型式 | K20C |
乗車定員 | 4名 | 種類 | 2.0L 直4 DOHC 16V ターボ |
全長×全幅×全高 | 4390×1880×1460 mm | 気筒内径×行程 | 86.0×85.9 mm |
ホイールベース | 2600mmm | 総排気量 | 1995 cc |
トレッド前/後 | 1605/1530 mm | 圧縮比 | 9.8 |
最低地上高 | 125 mm | 最大出力 | 228kkW[310ps]/6500rpm |
重量 | 1380 kg | 最大トルク | 400Nm[40.8kgm]/2500rpm-4500rpm |
サスペンション前 | マクファーソンストラット | 燃料タンク容量 | 50 L |
サスペンション後 | 車軸式 | トランスミッション | 6MT |
ブレーキ前 | ベンチレーテッドディスク | 駆動方式 | FF |
ブレーキ後 | ディスク | 動力性能 | |
タイヤ前 | 235/35ZR19 91Y | 最高速度 | -- km/h |
タイヤ後 | 235/35ZR19 91Y | 0-100km/h加速 | --秒 |