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LEGACY   [2003y-2009y]

レガシィ(4th/BL・BP)

レガシィB4前 レガシィB4後
レガシィB4内装 レガシィB4内装

解説

 1989年に誕生して以来、スバルのミドルクラスを担ってきたレガシィ。そんなレガシィは2003年5月にフルモデルチェンジが実施され、4代目(BL/BP型)となった。新型レガシィの開発テーマは「走りと機能と美しさの融合」。シャシーをすべて一新し、水平対向エンジンを用いた独自の4WD「シンメトリカルAWD」のさらなる性能向上を目指しての登場である。レガシィが属するカテゴリは、欧州Dセグメントと呼ばれるミディアムクラスで、欧州ではフォルクスワーゲン パサートやフォード モンデオ、国内ではホンダ アコードやマツダ アテンザなどがライバルとなるが、高いスポーツ性能を持つという意味では、日産 スカイラインやBMW 3シリーズなどのような、独自の世界観を持ったモデルとも言える。

 エクステリアは先代のイメージを踏襲しながらもシャープで伸びやかなボディが与えられ、セダンではCd値0.28という優れた空力性能を実現。また先代から全幅が35mm拡大され、ついに3ナンバーへサイズアップが図られたのも、今回のモデルチェンジの大きなポイントだ。しかしながら、軽量素材の積極的な活用などによって、軽量化を達成しながらも高いボディ剛性を実現。ボディタイプは先代同様、4ドアセダン「B4」、5ドアワゴン「ツーリングワゴン」のほか、2003年10月に「アウトバック」が追加され、3つのボディタイプが揃った。このアウトバックは先代の「ランカスター」に該当するモデルで、ツーリングワゴンをベースに200mmの最低地上高が与えられ、走破性能を高めたクロスオーバーSUVである。またB4とツーリングワゴンは、グレードによってエクステリアが差別化されるのも注目点。硬派なスポーツモデル「spec.B」と2003年9月に追加される3.0L車には、専用のフロントバンパーが与えられ、さまざまな顔を見せてくれるのも4代目レガシィの魅力のひとつであった。

 搭載されるエンジンは、登場時はスバル伝統の水平対向4気筒(EJ20型)のみだったが、2003年9月には水平対向6気筒(EJ30型)も追加された。4気筒は2.5L SOHC(当初はアウトバック用)、2.0L DOHCターボ、2.0L DOHC、2.0L SOHC、6気筒は3.0L DOHCの計5機種のエンジンが用意される。エンジンは先代のものをベースにしながらも、吸排気系構造を中心にエンジン構成部品の約8割を新設計。とくに今回新機軸となったのが、等長・等爆エキゾーストシステムが採用されたことである。これにより排気効率が高められ、低回転域から高回転域までの全域で高トルクを実現している。さらに吸排気バルブの双方に可変バルブタイミング機構(AVCS)やツインマフラー(SOHC搭載車は除く)が採用され、トルクと燃費の向上を図った。一方、ターボ搭載車には新たにツインスクロールターボを採用し、ターボシステムをシングル化。さらに排気側タービンに軽量なチタンを用いることでアクセルレスポンスと高いトルクを獲得した。

 トランスミッションは新開発の5速MT、5速AT、4速ATが組み合わされ、さらに後に登場する「3.0R spec.B」には6速MTが搭載される。駆動方式は全車フルタイム4WD。トランスミッションとエンジンの組み合わせで、3種のAWDシステムが存在する。AT+NAエンジンはアクティブトルクAWD、AT+ターボエンジンはVTD-AWD、MT全車はビスカスLSD付きセンターデフ方式AWDが組み合わされる。サスペンションは、先代同様フロントがストラット、リヤがマルチリンクを採用。「2.0GT系」、「3.0R系」にはビルシュタイン製のダンパーが奢られ、優れた操縦安定性と質感の高い乗り心地を実現。「走りのレガシィ」のポジションがより明確化された。

 登場から3年が経過した2006年5月にはマイナーチェンジが実施され、エクステリアのデザインを一新。ヘッドライト&リヤコンビランプ、フロント&リヤバンパーに加え、フロントフェンダー、ドアミラー、アルミホイールなど、その変更箇所は多岐に及び、より躍動感のあるスタイリングとなった。また「spec.B」シリーズと「3.0R」はそれぞれ専用のフロントバンパーが与えられ、それまでと同様シリーズ内で計3つのデザインが用意された。インテリアでは、ダッシュボードの中央部に航空機の翼をモチーフにした金属調のパネルが施され、センターコンソールのデザインを大幅に変更。またステアリングやフロントシート座面の形状も見直された。

 また、2.0Lターボ車と3.0L車に、「SI-DRIVE」と呼ばれる機能が備わったこともこのマイナーチェンジの大きな注目ポイント。これは、用途にあわせて「インテリジェント」、「スポーツ」、「スポーツ#」の3つのモードを備え、ドライバーがダイヤル式のセレクターで任意にモードを切り替えることで、それぞれ異る走行性能を愉しめるというもの。「インテリジェント」は2.0L車並にパワーを抑えて燃費を意識したモード。「スポーツ」と「スポーツ#」は高いパフォーマンスを発揮するモードで、後者のほうがよりスポーティな味付けとなっている。あわせて、燃費走行を意識させるECOゲージ、低燃費走行中であることを示すインフォECOインジケーター、シフトアップインジケーターなども装備された。

 さらにエンジンそのものにも手が加えられた。2.0Lターボ、3.0L、2.5L(アウトバック専用)エンジンの排気ポートとエキゾーストパイプの形状が変更されたほか、可変バルブタイミングのカムプロファイル変更(2.0Lターボ/3.0L)、ターボチャージャーの形状変更(2.0Lターボ)などにより、出力性能と環境性能を向上。2.0Lターボ車は「平成17年基準排出ガス50%低減レベル」、2.5Lと3.0L車は「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」を達成した。トランスミッションは、AT全車にオートアップシフト機構が採用されたほか、3.0L車の5速ATにはダウンシフトブリッピングコントロールを搭載。さらにトップスポーツモデルの「2.0GT spec.B」には専用のギヤレシオを持つ6速MTのほか、リヤデフにトルセンLSDを採用することでコーナリング性能が大きく高められた。

 ボディ・シャシーでは、フレームの結合部の補強などが積極的に行われ、各部の剛性を向上。一方、装備面でも充実が図られている。フルモデルチェンジ並の大掛かりな今回の改良により、スポーツセダンとしてのレガシィの魅力がより高められた。2009年5月にはボディが大型化された5代目が登場した。

主要諸元 " 2003y  LEGACY B4 2.0GT "

寸法・重量エンジン・トランスミッション
車格Dセグメント型式EJ20
乗車定員5名種類2.0L H4 DOHC 16V
全長×全幅×全高4635×1730×1425 mm気筒内径×行程92.0×75.0 mm
ホイールベース2670 mm総排気量1994 cc
トレッド前/後1495/1490 mm圧縮比9.5
最低地上高150 mm最高出力MT : 206kW[280ps]/6400rpm
AT : 191kW[260ps]/6000rpm
重量5MT : 1410 kg
5AT : 1440 kg
最大トルク343Nm[35.0kgm]/2400rpm
ステアリング形式ラック&ピニオン式
パワーステアリング
燃料供給装置電子制御燃料噴射式(EGI)
サスペンション前ストラット
コイルスプリング
燃料タンク容量64 L
無鉛プレミアムガソリン
サスペンション後マルチリンク
コイルスプリング
トランスミッション5MT/5AT
ブレーキ前ベンチレーテッドディスク駆動方式4WD
ブレーキ後ベンチレーテッドディスクその他
タイヤ前215/45R17生産拠点(国内)-
タイヤ後215/45R17価格帯(登場時)203万円〜310万円
走行安定装置ABS/VDC(O)

関連リンク