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2000GT
2000GT
解説
2006年12月、トヨタは新型車ブレイド(Blade)を世に送り出した。同じ年の10月、一足先に10代目カローラとオーリスが登場したが、ブレイドはこれに続くトヨタのCセグメント第3弾となるモデルである。プラットフォームは、兄弟モデルであるオーリスと同様新世代シャシーが用いられ、「洒落た大人の高級ハッチバック」をテーマに開発された。兄弟車といえども、ベーシックなオーリスに対し、ブレイドはより高級なモデルに位置づけられ、そのキャラクターは両車で大きく異なっている。ブレイドの販売はトヨタ店、トヨペット店が担当し、オーリスとは異なり国内専用車となっている。
ボディタイプは、オーリス同様5ドアハッチバックのみ。エクステリアは、フロント&リヤバンパー、フロントグリル、ボンネット、フロント&リヤライトの形状などが専用設計され、オーリスと外観上の違いは大きい。とくに精悍な印象を与えるL字型ヘッドランプとLEDを用いた白色のリヤコンビランプがブレイドの大きな特徴といえる。インテリアは、基本的にオーリスと同じ造形で、「フライングバットレス」と呼ばれる立体的なデザインを採用。しかし、ドアトリム、インパネ、メーターまわりにはスエード調表皮が配され、センタークラスターパネルにはチタン調の塗装が施されるなど、オーリスよりも上質感を高めている。
グレードはベースグレードと上級グレード「G」の2タイプがラインアップされるが、「G」にはアルカンターラ&本革表皮の8ウェイ電動パワーシート(運転席)、3連LEDの天井大型イルミネーション、プラズマクラスター付き左右独立温度調整式エアコンなどが採用されるほか、全車に本革巻きステアリング、サイド&カーテンシールドエアバッグ、ニーエアバッグ(運転席)、姿勢制御装置(VSC/TRC)を標準装備するなど、クラスを超えたアイテムが充実している。また2007年8月にはメッシュタイプの専用フロントグリルや専用17インチアルミホイールでエクステリアを差別化した最上級グレード「マスター」シリーズも設定された。
デビュー当初のエンジンは、1.5L/1.8Lを搭載するオーリスとは異なり、2.4L 直列4気筒DOHC(2AZ-FE)のみ搭載された。最高出力167ps、最大トルク224Nmを発生し、オーリスとは一味違った余裕のある走りを愉しめる。トランスミッションには7速のマニュアル操作が可能なCVT(Super CVT-i)を全車に採用。駆動方式は、2WD(FF)のほか4WDも設定される。また2007年8月に追加された最上級グレード「マスター」シリーズには3.5L V型6気筒DOHCと6速ATを搭載。FFながらも最高出力は280psを誇り、走りにさらなる余裕を持たせている。
サスペンションは、フロントがオーリスと同じマクファーソンストラット式、リヤが新開発のダブルウィッシュボーン(オーリスはトーションビーム)を採用する。また電動式パワーアシストのステアリングは、ギヤボックスをブッシュを介さずサスペンションメンバーに直付けすることで、ダイレクト感のある軽快なフィーリングを実現。ブレーキは、フロントがベンチレーティドディスク、リヤがソリッドディスクとなる。
2009年12月にはマイナーチェンジを実施。エクステリアは、フロント&リヤライト、フロントエンブレム、アルミホイールのデザインを変更。バンパー形状は変わらないが、フロントフォグランプとリヤバンパーにシルバーのガーニッシュを採用することで、高級感を高めている。インテリアは、パーキングブレーキが足踏み式に変わり、従来ハンドブレーキがあった場所には大型センターコンソールボックスが親設されたのも大きな変更点。そして3.5L車は「マスターG」のみとなり、これにはトヨタブランド初の「6スピード・スポーツダイレクトシフト」が搭載された。この新機構は、2速〜6速をロックアップすることで、ダイレクト感のあるドライブフィールを実現している。そのほか、専用フロントスポイラー、メッシュタイプのフロントグリル、「マスター」用の17インチアルミ、専用チューニングサスペンションなどのスポーティな装備を奢った「Sパッケージ」も新設定された。
主要諸元 " 2006y BLADE G (2WD) "
寸法・重量 | エンジン・トランスミッション | ||
車格 | Cセグメント | 型式 | 2AZ-FE |
乗車定員 | 5名 | 種類 | 2.4L 直4 DOHC 16V |
全長×全幅×全高 | 4260×1760×1515 mm | 気筒内径×行程 | 88.5×96.0 mm |
ホイールベース | 2600 mm | 総排気量 | 2362 cc |
トレッド前/後 | 1525/1520 mm | 圧縮比 | 9.8 |
最低地上高 | 140 mm | 最高出力 | 123kW[167ps]/6000rpm |
重量 | 1400 kg | 最大トルク | 224Nm[22.8kgm]/4000rpm |
ステアリング形式 | ラック&ピニオン式 電動パワーステアリング | 燃料供給装置 | 電子制御燃料噴射式(EFI) |
サスペンション前 | マクファーソンストラット コイルスプリング | 燃料タンク容量 | 60 L 無鉛レギュラーガソリン |
サスペンション後 | ダブルウィッシュボーン コイルスプリング | トランスミッション | CVT |
ブレーキ前 | ベンチレーティドディスク | 駆動方式 | FF |
ブレーキ後 | ディスク | その他 | |
タイヤ前 | 205/55R16 89V | 生産拠点(国内) | 岩手県 岩手工場(関東自動車工業) |
タイヤ後 | 205/55R16 89V | 価格帯(登場時) | 224.7万円〜277.2万円 |
走行安定装置 | ABS/TRC/VSC |