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PANDA 100HP   [MY07-]

パンダ 100HP(2nd)

パンダ前 パンダ後
パンダ横 パンダ内装

解説

 1980年に誕生して以来、20年以上にも及ぶ長いあいだ、世界中の人々に愛され続けてきたパンダ。2003年フランクフルトショーでは2代目のパンダが発表され、その翌年に欧州カー・オブ・ザ・イヤーを獲得するなど、再びフィアットのベーシックカーとして根強い人気を獲得した。デビュー後は標準のパンダに加え、4WDシステムを搭載したパンダ4×4、これをベースとして個性的な外観に仕立てたパンダ クロスなど、バリエーションを徐々に拡大していった。そして2006年9月のフランクフルトショーで、シリーズの07年モデルと同時に発表されたのがパンダ初のスポーツモデル「100HP」である。

 先代モデルではスポーツグレードは存在していなかったものの、草レースなどのベース車に用いられるなど、キビキビと元気よく走るスポーティな一面も持ち合わせていたパンダだったが、2代目パンダではついに本格的なスポーツモデルが設定されることになったのだった。この「100HP」に搭載されるエンジンは、1.4L 直列4気筒DOHC。最高出力は100ps、最大トルクは13.3kgmを発生する。「100HP」のネーミングは、この最高出力の値に由来するのだ。組み合わされるトランスミッションは、スポーツ走行を存分に愉しめる6速MTのみとなる。また、ステアリングとエンジンを制御し、シーンに応じて走行モードの選択ができる「スポーツスイッチ」の採用も新機軸となった。

 エクステリアも、標準のパンダと大きく異なる。大型フロントグリルを備えた専用フロントバンパー&リヤバンパー、フェンダーアーチ一体型サイドスカート、リヤルーフスポイラーを装着するなど、親しみやすいデザインから一転、迫力のあるスタイルとされている。インテリアはブラック/グレーのツートーンカラーで仕立てられるほか、専用デザインのスポーツシート(ファブリック)、スポーツレザーステアリング、キックプレートを採用するなど、スポーツモデルに相応しい雰囲気を演出する。

 足まわりは、専用サスペンションを奢ることでスポーティなハンドリングを実現。これに加え、標準モデルではドラム式となるリヤブレーキがディスク式へと変更されたほか、赤く塗られたブレーキキャリパー、クロームシャドー仕上げの15インチアルミホイールを採用することで、足元のデザインをグッと引き締めている。またABSはもちろんのこと、トラクションコントロールのASR、ヒルホールドシステム付きESPを採用し、走行安定性もしっかりと確保される。

 なお、欧州ではカタログモデルの扱いとなるが、日本では特別限定車として、2007年10月にわずか130台のみ導入された。

主要諸元 " MY07  PANDA 100HP "

寸法・重量エンジン・トランスミッション
車格Aセグメント型式169A3
乗車定員4名種類1.4L 直4 DOHC 16V
全長×全幅×全高3578×1606×1522 mm気筒内径×行程72.0×84.0 mm
ホイールベース2299 mm総排気量1368 cc
トレッド前/後1378/1368 mm圧縮比11.0
最低地上高-- mm最高出力74kW[100ps]/6000rpm
重量975 kg最大トルク131Nm[13.3kgm]/4250rpm
ステアリング形式ラック&ピニオン式
パワーステアリング
燃料供給装置電子制御燃料噴射式
サスペンション前マクファーソンストラット
コイルスプリング
燃料タンク容量35 L
無鉛プレミアムガソリン
サスペンション後トーションビーム
コイルスプリング
トランスミッション6MT
ブレーキ前ベンチレーティドディスク駆動方式FF
ブレーキ後ディスク動力性能
タイヤ前195/45R15最高速度185km/h
タイヤ後195/45R150-100km/h加速9.5秒
走行安定装置ABS / ASR(O) / ESP(O)

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