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EMIRA   [2021y-]

エミーラ

エミーラ

解説

 2021年7月、ロータスのニューモデル「エミーラ」が初公開され、翌年春から発売が開始された。デビュー当時、同社はエリーゼ、エキシージ、エヴォーラという3つのモデルを中心に展開していたが、エミーラは新しいアーキテクチャを採用した次世代のロータスである。従来と同じく押し出し結合のアルミニウムシャシーを採用し、これに同社のハイパーカー「エヴァイヤ」を思わせる前衛的なデザインのボディを組み合わせる。全長4413mm、全幅1895mm、全高2575mmのボディは、エヴォーラよりもやや大きいサイズ。それゆえ、エミーラはエヴォーラの後継モデルということになる。生産は従来同様、イギリスのヘイゼル工場で行われる。
 インテリアは、よりモダンなデザインとなり、質感の向上や収納スペースの拡大など、快適性も見直されている。2つのシートは通常4方向の電動調整機能が付くが、オプションにより12方向の電動調整機能付きにアップグレード可能。ステアリングはフラットボトムタイプが採用され、インテリアライトやマップライトも採用される。そのほか、先進運転支援システム(ADAS)も盛り込まれ、長距離ドライブを快適なものにする。
 パワートレインは、AMG製の2.0L 直4、トヨタ製の3.5L V6を車体中央に搭載。最初の生産モデルである「V6 ファーストエディション」では3.5L V6+スーパーチャージャーが与えられ、最高出力405ps、最大トルク42.8kgmを発揮。トランスミッションは6速MTまたはパドルシフト式6速ATが組み合わされる。なお、4気筒モデルではAMG製のデュアルクラッチ式トランスミッションとなる。足まわりは、日常での快適性を重視した仕様のほか、サスペンションを締め上げた「ロータスドライバーズパック」の2種類を用意。将来は電動スポーツカーへのシフトが決定したロータスだが、エミーラは同社で最後のガソリンエンジンを搭載したピュアスポーツカーとなるだろう。

主要諸元 " 2021y  LOTUS EMIRA V6 FIRST EDITION "参照:プレスリリース

寸法・重量エンジン・トランスミッション
車格ミドルスポーツ型式Toyota 2GR-FE
乗車定員2名種類3.5L V6 DOHC 24V+S/C
全長×全幅×全高4413×1895×1226 mm気筒内径×行程94.0×83.0 mm
ホイールベース2575 mm総排気量3456 cc
トレッド前/後 1608/1626 mm圧縮比10.8
最低地上高-- mm最高出力298kW[405ps]/6800rpm
重量1405 kg最大トルク420Nm[42.8kgm]/2700-6700rpm
(6MT)
サスペンション前ダブルウィッシュボーン燃料タンク容量 60 L
サスペンション後ダブルウィッシュボーントランスミッション6MT/6AT
ブレーキ前ベンチレーテッドディスク駆動方式MR
ブレーキ後ベンチレーテッドディスク動力性能
タイヤ前245/35R20最高速度288 m/h
タイヤ後295/30R200-100km/h加速4.3秒(6MT)