TT(3rd/2015〜) | |
TT(2nd/2006〜2015) | TT(1st/1998〜2006) |
解説 | |
セダンやワゴンを中心とする実用モデルが多いアウディとしては稀なクーペモデルがTTである。車名の由来は、イギリスのマン島で開催されていた「ツーリスト・トロフィー」。1998年に登場した初代は、アウディA3やVW ゴルフIVと同じプラットフォームを用いた高級スペシャルティカーで、円を組み合わせた斬新なスタイルは世界のカーデザイナーに大きな衝撃を与えた。 その走りはドライブを優雅に楽しむためのクルマという味付けだった。しかし2006年に登場した2代目は、アルミを多用した専用シャシーを採用することで、先代では物足りなかった走りの鋭さも手に入れている。2代目のエンジンは2.0L直噴ターボを搭載する「2.0TFSI」が量販グレードだが、デビュー当初はV6を積む「3.2FSI」も設定された。またより走りに特化したTTS、リアルスポーツのTTRSも存在する。2015年3月には3代目へと進化。こちらはエッジの効いたスタイルとなったのが大きな見どころ。アルミの使用部位はさらに拡大され、よりスポーツカーに近い存在となった。エンジンは2.0L直噴ターボが中心グレードとなり、最高出力は230psを発揮する。トランスミッションはデュアルクラッチ式MT(Sトロニック)を搭載。なお、歴代車にはすべて2座ロードスターも設定されている。 |