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 North American International Auto Show 2007

デトロイトショー

開催期間:2007年1月7日〜1月12日

◆フォード インターセプター(コンセプトカー)

 インターセプター・コンセプトは、マスタングのプラットフォームをベースに、フォードレーシングが開発した5.0L V8を搭載した現代のマッスルカーともいえるモデル。燃料はE85エタノールを使用しながら、最高出力は400hpというハイパフォーマンスを発揮。トランスミッションは6速MTが組み合わされる。

◆フォード フォーカス MY08(市販化)

 北米では、日欧とは異なり先代フォーカスをリファインして生産されてきたが、2008年型で大掛かりなフェイスリフトが行われた。次世代の米フォードのアイコンである水平クロームバー・グリルがデザイン上の特徴。同時にサスペンションも再設計されている。エンジンは、2.0L 直4DOHC(デュラテック20)を搭載。

◆フォード ファイブハンドレッド MY08(市販化)

 フォーカスと同様、ファイブハンドレッドもフェイスリフトが行われた。こちらも水平クロームバー・グリルを採用する。それと同時にエンジンを3.0Lから260hpを発生する新型3.5Lに変更。トランスミッションには6速ATが組み合わされる。今回の改良で、その静粛性も大幅に高められた。

注)
このモデルは翌月のシカゴショーで、「トーラス」に名前を変えて再び発表され、「ファイブハンドレッド」の名は消滅した。

◆リンカーン MKR(コンセプトカー)

 リンカーンの次世代ラージサイズ・セダンのコンセプトで、4ドアながらもクーペのような美しいスタイルが大きな特徴である。プラットフォームは同時に発表されたフォード インターセプターと同じく、マスタングのシャシーを延長して採用。ただしリヤサスペンションは独立式となる。エンジンは3.5L V型6気筒ツインターボを搭載し、E85エタノール燃料の使用により最高出力415hpを発生する。今後のリンカーンを方向付ける重要なモデルといえよう。

◆ジャガー C-XF(コンセプトカー)

 ジャガーC-XFは、Sタイプの後継となるスポーティセダン。エクステリアは、次世代のジャガーデザインを指し示した、非常に斬新なデザインとされている。これを手がけたのは同社のチーフデザイナー・イアンカラム氏。エンジンは、SタイプRと同様4.2L V8にスーパーチャージャーが組み合わされるが、各部が強化され、最高出力は420hpを発生する。トランスミッションは6速AT。発売は2008年春の予定。

◆ボルボ XC60(コンセプトカー)

 XC90に続く本格SUVのコンセプトがXC60。ミドルクラスSUVであるXC90の下のコンパクトSUVに位置付けられる。詳細は仕様は未定となっているが、「シティセーフティ」と呼ばれる追突防止装置を装備するなど、ボルボらしい高い安全性を誇る。デザインの完成度も高く、ほぼこのまま市販されると思われる。

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