開催期間:2008年10月2日〜10月19日
ライバルであるフォルクスワーゲン「ゴルフ」と同じステージで、ルノー「メガーヌ」もワールドプレミアされた。ボディは3ドアクーペと5ドアハッチバックが用意されるが、3代目となる新型ではデザインが大きく差別化されている。エクステリアは、上級のラグナに通ずる新世代のルノーデザインをまとい、サイズも先代からさらに拡大された。搭載されるエンジンは「TCe」と呼ばれる1.4L 直列4気筒ターボ(130ps)の設定がトピック。サスペンションは、先代と同様フロントがマクファーソンストラット、リヤがトーションビームを採用。また電動パワステの機構も一新された。 |
シトロエンのコンパクトカー、C3ファミリーに新たな一員が加えられた。これは、C4シリーズのMPVである「ピカソ」のネーミングが与えられ、広い室内空間がウリのコンパクトなマルチワゴンという位置づけ。ボディサイズは全長4080mm、全幅1730mm、全高1620mmと日本でも取り回しやすい大きさで、通常のC3やC3プルリエルとはまったく異なる独自のデザインが与えられた。とくに、サイドまで回りこんだ大きな3分割のフロントウインドウが特徴的。インテリアには5名乗車の2列シートが与えられ、荷室容量はフル乗車時で500L、リヤシートを倒せば1506Lを確保するなど、高い実用性をもつ。 |
自動車シミュレーターとして名高いグランツーリスモシリーズとシトロエンのコラボレーションにより誕生したのが、このGTbyCITROEN。全長4960mm、全幅2080mm、全高1090mmとワイド&ローのボディは跳ね上げ式となる4枚のドアを採用し、まるで昆虫のような強烈なインパクトのあるデザインを持つ。PS3用ソフト、GT5プロローグにはこのモデルが収録され、ゲーム内で自在にドライブができる。ゲーム内では燃料電池を搭載しており、リヤミッドシップに配されたモーターによってなんと788馬力という途方もないスペックを達成。バーチャルとリアルを結んだスーパースポーツなのである。 |
メタルトップを備えたオープンカー、308 CCがデビュー。307と比べてさらにスポーティなスタイリングの308をベースとするこのモデルは、走りのパフォーマンスを感じさせてくれるエクステリアデザインを採用。電動式ルーフの開閉にはおよそ20秒を要する。搭載されるエンジンは、ガソリンが1.6L 直4ターボ(150ps)、ディーゼルが2.0L 直4ターボ(140ps)の合計2機種を設定。ガソリンエンジンはBMWと共同開発されたTHPで、高い動力性能と環境性能を兼ね備えている。先代307 CCは17万4500台を販売したヒットモデル。308 CCでも人気モデルとなることは間違いない。 |
「RC」というネーミング与えたスポーツモデルを数々提案・発売してきたプジョーは、その系譜上にある4ドアクーペボディのスポーツカー、RC HYmotion4を発表。全長4716mm、全幅1905mm、全高1235mmというロー&ワイドなスポーツカーらしいディメンジョンのカーボン製ボディに搭載されるのは、1.6Lターボ(THP)エンジンと、電気モーター。つまりこれはハイブリッドカーということになる。エンジンはミッドシップ搭載されて後輪を、モーターはボンネット下に搭載されて前輪を駆動。システム合計最高出力は313psとなり、0-100km/hはわずか4.4秒という高い動力性能を持つ。 |
プジョーが以前から開発に取り組んできたディーゼルエンジン+電気モーターのハイブリッドシステム「HYmotion4」を搭載したクロスオーバー車のコンセプトモデルが発表された。全長4365mm、全幅1837mm、全高1639mmとコンパクトSUVと同等のボディサイズを持ち、フロントに163psを発生する2.0L 直列4気筒ディーゼルエンジン、リヤアクスル上に36psを発生する電気モーターを搭載し、4輪を駆動する。トランスミッションには6速2ペダルMTを採用。このシステム全体では200psを発生するが、エンジンのみ、またはモーターのみでの走行も可能。燃費は24.2km/Lを実現している。 |