トップ > モーターショーズ > 2010年 > ジュネーブ

 Geneva, 80th International Motor Show

ジュネーブショー

開催期間:2010年3月2日〜3月14日

◆ルノー ウインド(市販モデル)

 ルノースポールスパイダー以来となる2シーターのオープンモデルが登場。しかし、ワンメイクレースを前提とした前者とは異なり、こちらはトゥインゴをベースとするカジュアルな性格のオープンスポーツ。3830mmという短い全長のずんぐりとしたフォルムが特徴だが、ディテールには小型のロードスターらしいスポーティなデザインがちりばめられる。エンジンは2機種用意され、ひとつは1.2Lターボ(100ps)、もうひとつはトゥインゴ「RS」にも積まれる1.6L(133ps)。ルーフは電動開閉式のハードトップが採用され、開閉時間はわずか12秒。シャシーのセッティングはルノースポールが手がけている。

◆ルノー メガーヌクーペカブリオレ(市販モデル)

 5ドアに始まり、3ドアクーペ、それをベースとするルノースポール、ステーションワゴンなど、徐々にバリエーションを拡大しているメガーヌ。今回ファミリーに加えられたクーペ・カブリオレは、先代と同じく電動開閉式のメタルトップを備える。開閉時間はおよそ21秒。エクステリアは、LEDを採用したリヤコンビランプなど、スペシャルティらしいディテールを持つ。インテリアは「バタフライウイング」と呼ばれる専用ドアトリムが採用され、3パターンの本革トリムが設定される。またウインドディフレクターを採用することで、90km/hまでの風の巻き込みを抑えてくれる。発売は2010年夏から。

◆プジョー 5バイプジョー(コンセプトモデル)

 プジョー 408(308をベースとするセダン)が中国市場で発売されることもあり、現在の407の後継モデルは「40〜」とならない可能性が高い。今回発表されたセダンは、全長4860mmと407よりひと回り大きいボディの次期モデルを示唆すると考えられ、ネーミングは「5」が与えられている。つまり、 407と607が統合されてこのコンセプトモデルが市販化されると思われる。デザインは従来のものとは異なった落ち着いたイメージなのが大きな特徴。メカニズム面では、2.0L直4ディーゼルに電気モーターを組み合わせたハイブリッド4WDシステムを搭載するのがトピック。

◆シトロエン DS3 レーシング(市販モデル)

 シトロエンは、WRC参戦の主力マシンにDS3を導入する予定だが、そんなスポーツイメージを反映したスペシャルモデルとしてDS3レーシングが限定発売される。製作を手がけるのは、シトロエンのレース部門。つまり生粋のスポーツモデルというわけだ。エクステリアは前後スポイラー、サイドスカート、リヤディフューザーなどの空力パーツが装着されるほか、ミラーやルーフなどにオレンジのアクセントカラーがペイントされる。エンジンは直噴式の1.6L 直4ターボが積まれ、各部のチューニングにより200psを発生。足まわりも大幅に強化されている。1000台限定で、2010年後半から販売される。

インデックス

■ドイツ

■フランス

■イタリア

■イギリス/スウェーデン/チェコ/スペイン

■日本