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 Geneva, 80th International Motor Show

ジュネーブショー

開催期間:2010年3月2日〜3月14日

◆アバルト 500C(市販モデル)

 フィアット 500の高性能版がアバルト 500。そのオープンモデルであるアバルト500Cが登場した。搭載エンジンは140psを発生する1.4Lターボ。トランスミッションは、ハッチバックの5速MTとは異なり、2ペダル式6速MT のアバルト・コンペティツィオーネが組み合わされる。エクステリアは、ハッチバックと同様の前後バンパー、エキゾーストパイプでスポーティに装飾。ボディカラーとキャンバスカラーもそれぞれ2、3色から選択でき、さまざまなパターンの組み合わせでオーダーできる。インテリアには、バケットシート、スポーツステアリングが採用されるのはハッチバックと同じだ。

◆アバルト プントエボ(市販モデル)

 昨年秋にマイナーチェンジが行われ、グランデプントからプントエボに進化したことを受け、そのアバルトバージョンも改良を受けた。エクステリアはベース車両の変更に合わせ、フロント部分を中心にデザインを変更。さらに過激なルックスを手に入れている。エンジンは、1.4L 直4ターボなのは従来通りだが、新たにバルブコントロール技術であるマルチエアを採用することで最高出力を165psに向上。また、一時的にトルクアップできるスポーツブースト機能も健在だ。ベース車両と同じくアイドリングストップ機能も備わり、環境にも配慮する。最高出力を180psに高めてくれる「エッセエッセ」キットも後に用意される。

◆アルファロメオ ジュリエッタ(市販モデル)

 アルファ147の後継モデルとして投入されるジュリエッタ。ご存知のとおり、1950年代に最初に登場し、過去2世代に渡って生産された伝統的なネーミングが現代に蘇った。プラットフォームは新開発となり、ボディサイズはアルファ147からひと回り以上も大型化。エクステリアはミトの流れを受け継ぐヘッドライト形状が特徴で、全体的にエッジの効いたデザインに仕立てられている。エンジンは、ガソリンが1.4ターボ(120ps)、連続可変バルブタイミング&リフト機構(マルチエア)付きの1.4Lターボ(170ps)、ディーゼルが1.6Lターボ(105ps)、2.0Lターボ(170ps)の合計4機種が用意される。

◆フェラーリ HY-KERS ハイブリッド(コンセプトモデル)

 フェラーリ 599をベースとしたハイブリッドモデルのプロトタイプが公開された。エクステリアはほぼそのままだが、中身は大幅な改良が施されている。ベースモデルと同じ6.0L V12エンジンに加え、リヤに100ps以上の出力を誇るモーターを搭載。トランスミッションはデュアルクラッチの2ペダル式MTが組み合わされる。またリチウムイオンバッテリーも搭載され、F1マシンに採用されるブレーキ回生システム(KERS)さながらバッテリーに電力が蓄えられる。これにより、モーターのみ、エンジンとモーターの併用、エンジンのみの3パターンの走行が可能。まだプロトタイプなので市販化は未定となっている。

◆ランボルギーニ ガヤルド LP570-4 スーパーレッジェーラ(市販モデル)

 後期型ガヤルドをベースとする軽量モデル、ガヤルドLP570-4 スーパーレッジェーラが登場した。エクステリアは前後バンパーのデザインが専用となり、大型のリヤスポイラーやディフューザーを装着されるのがスタンダードモデルとの識別点。また、エンジンフード、ディフューザー、アンダーパネルなどがカーボンファイバー製、サイド&リヤウインドウがポリカーボネート製となり、車両重量を1340kgに抑えている。搭載されるエンジンは直噴式の5.2L V10。吸排気の見直しなどにより、最高出力は570psに高められている。トランスミッションは2ペダル式MTのeギヤが組み合わされる。

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