Geneva, 80th International Motor Show開催期間：2010年3月2日〜3月14日
 | ハッチバック、クラブマン、コンバーチブルに続く第4番目のMINIとなるカントリーマン。デザインは、それまでのテイストからやや変更が加えられ、SUVライクの力強いスタイルとされた。またMINI初の4ドアモデルだが、全長は4097mmとコンパクト。室内には4人、オプションのリヤベンチシートをチョイスすれば5名乗車も可能。インテリアには、「ミニ・センターレール」が装備され、収納ボックスやオーディオデバイスが固定できるなど、多目的に使えるのも特徴。駆動方式は標準は2WDだが、オプションで新開発4WDシステムにすることも可能。エンジンは1.6Lのガソリンとディーゼル計5機種が用意される。 |
 | 前回のジュネーブショーで初披露された史上最強のベントレー、コンチネンタルスーパースポーツ。今回はこのコンバーチブルモデルが発表された。クーペではリヤシートが取り払われた2シーターだったが、コンバーチブルは4シーターとなるのがトピック。ピュアなスポーツ性能とオープンカーならではのゆとりを兼ね備えている。エンジンは、クーペと同じく6.0L W12ツインターボが搭載され、630psという途方もない出力を発生。トランスミッションは6速ATが組み合わされ、4輪を駆動する。燃料は、ガソリンだけでなくE85のバイオフューエルが使用できるのも大きな特徴。発売は2010年秋から開始される。 |
 | エリーゼのマイナーチェンジモデルが2011年モデルとして登場。フェイズ1（初代）からフェイズ2（2代目）のような大掛かりなモデルチェンジではなく、あくまでフェイズ2の改良版だが、ヘッドライト、前後バンパー、エンジンカバーのデザインを変更し、大胆なイメージチェンジを図った。最大のトピックは、1.8Lの「S」の代わりに1.6Lのエントリーモデル「エリーゼ」が設定されたこと。この1.6Lは欧州仕様のオーリスなどに積まれる「1ZR- FAE」が搭載される。最高出力は136psで「S」同じ数値だが、燃費性能は23％以上も高い。そのほか192psの「R」、220psの「SC」がラインアップされる。 |
 | 先代はV70とほぼ共通のデザインが与えられていたS60だが、新型は独自のデザインとなった。その方向性は、マイナーチェンジを受けたC30およびC70のようなスポーティなもの。インテリアはさらに洗練され、リヤシートの膝まわりを30mm拡大するなど、居住性も高められている。エンジンは、3.0L 直6ターボ（304ps）を頂点に、ガソリン、ディーゼル併せて8機種と幅広く設定。シャシーの設計は欧州向けと北米・アジア向けで異なり、欧州向けのほうがハンドリング重視となる。追突事故の被害を低減する「シティセーフ」を初めとするさまざまな安全装備も搭載。生産はベルギーのゲント工場で行われる。 |
 | 2008年に登場したセアトのコンパクトモデル、イビザ。親会社であるフォルクスワーゲン ポロと共通のシャシーを持ち、すでに5ドアと3ドアクーペ（SC）が設定されていた。そこに新たに加わったのがワゴン（ST）。リヤオーバーハングを延ばし、全長がハッチバック比でおよそ180mm長い4230mmとなった。おかげで荷室容量は430Lと、ステーションワゴンとしての性能がしっかりと確保されている。リヤシートは簡単に倒すことができ、大きなゲート開口部を持つなど、使いやすさも追求される。エンジンは、グループ内のコンパクトモデルに積まれる1.2Lの直噴ガソリンターボなど、全6機種が搭載される。 |
 | シュコダのBセグメントであるファビアがマイナーチェンジを受け、内外装のリニューアルが行われた。それと同時に復活したのがホットモデルの「RS」だ。シュコダはWRCなどモータースポーツ活動にも積極的で、「RS」シリーズはそのスポーツイメージを受け継ぐモデル。先代「RS」には1.9Lディーゼルターボ（130ps）が積まれていたが、今回はセアト イビザ「クプラ」と同じ1.4Lツインチャージャー（180ps）という高性能ユニットが与えられ、大幅な性能アップを実現する。トランスミッションは7速DSG。内外装は専用デザインとなり、「XDS」や強化された足まわりも採用される。 |