FRANKFURT 62nd International Motor Show開催期間：2007年9月11日〜9月23日
 | それまでジャガーのEセグメントとしてラインナップされていたSタイプが、そのネーミングを一新して生まれ変わった。「XF」と呼ばれるこのモデルは、それまでのトラディショナルなデザインを一変させ、モダンなデザインへと方向転換。4ドアサルーンでありながらも、クーペのようなフォルムとなった。エンジンはSタイプと同様、ガソリンが3.0L V6、4.2L V8、4.2L V8スーパーチャージャー、ディーゼルが2.7L V6の合計4機種が搭載される。また、ジャガー初の歩行者接触感知システムが採用され、歩行者への安全性が考慮されているのも特徴。発売は2008年春となる。 |
 | アストンマーチンのエントリーモデルであるV8ヴァンテージにスペシャルモデル「N400」が設定された。このモデルはニュルブルクリンク24時間レースに参戦したV8ヴァンテージのレーシングモデルにインスピレーションを受けたもので、最高出力がノーマルから20hp高められたほか、クーペにのみ新開発のスタビライザーが装着される。当然足回りもよりスポーティなものへと変更され、ニュルブルクリンクを8分以内でラップすることが可能。エクステリアは専用デザインのサイドシル、クリアタイプのリヤコンビランプを採用するなど、標準モデルと差別化されている。 |
 | アストンマーチンの中核モデルに位置するDB9に設定された「LM」。クーペにのみ用意されるこのモデルは、同年のルマン24時間レースに参戦したDBR9がGT1クラスで優勝したのを記念したもの。その内容は、通常はオプションの「スポーツパック」が標準採用され、よりスポーティな走りを実現するほか、マグナムシルバーのグリルやレッド塗装のブレーキキャリパーを採用するなど、エクステリアでも差別化を図っている。一方インテリアにはブラックのパンチングレザー、テルトルルージュパネルやシリアルナンバープレートを採用し、プレミアム性も高めた。 |
 | トップモデルのバンキッシュが生産を終了してからはDB9、V8ヴァンテージの2モデル体系だったアストンマーチン。そこに新たに加わるのがDBSである。フランクフルトショーに先立ち、8月に米国カリフォルニアのぺブルビーチで開催された「コンクール・デレガンス」で公開されたこのモデルは、超軽量のカーボンファイバー製ボディに6.0L V型12気筒エンジンを搭載、最高出力517psを発生するスーパースポーツカーである。その生産は、DB9やV8ヴァンテージなどと同じく英国ウォーリック州ゲイドンの本社工場で行われる。 |
 | ベントレーのラグジュアリー・スポーツカーであるコンチネンタルGTがマイナーチェンジを受け、同時にスポーティな「GTスピード」が設定された。今回の改良では、全車フロントセクションを中心とするエクステリアデザインが変更されたほか、新設計クランクケースの採用や排気系の設計を見直したことで、燃費を高めている。そして「GTスピード」ではエンジンに軽量部品を採用するなど各部チューニングの実施により、最高出力を610psにまで高め、0-100km加速を4.3秒で駆け抜ける性能を獲得している。またシャシーも同時に強化され、走りの性能を高めている。 |