開催期間:2009年3月3日〜3月15日
モーターとエンジンを組み合わせることで航続距離を飛躍的に伸ばしたプラグインハイブリッドカー、シボレー ボルトのオペル版がアンペラである。スタイリングは、プリウスのようなワンモーションフォルムを持つ5ドアハッチバック。その心臓部に収められるのは、「ヴォルテック」と呼ばれる電気駆動システム。最高出力150psを発生するモーターとリチウムイオン電池により、モーターのみで約60kmの距離を走行可能。電池が減れば家庭用電源で充電もできる。さらに、E85燃料に対応するエンジンが発電機として搭載され、500km以上の航続距離を実現。これにより燃料コストを大幅に削減することが可能となる。 |
昨年末に登場したゴルフVIに続き、Bセグメントのポロもフルモデルチェンジを受けて新型となった。5代目となる新型ポロのエクステリアは、ゴルフVIとの関連性を強調したシンプルなテイストでまとめられている。インテリアもまたゴルフVIのそれに近く、またドライバー方向にオフセットしたセンターコンソールを採用することで、人間工学に基づくドライバーオリエンテッドな造形とされた。メカニズム面では、105psを発生する新開発の1.2L直噴ターボ(1.2TSI)エンジンが設定されたのが最大の注目点。また同じく新開発の1.6Lディーゼル(1.6TDI)のブルーモーションもラインアップに加わった。 |
A4ファミリーにクロスオーバーSUVのA4オールロードクワトロが追加された。A4アバントをベースに最低地上高を60mmアップし、さらに専用バンパー&グリルやワイドトレッド化などにより、タフネスさをアピールした外観を持つ。エンジンはガソリンが直噴式の2.0L 直4ターボ(2.0TFSI)、ディーゼルが2.0L 直4ターボ(2.0TDI)と3.0L V6ターボ(3.0TDI)の計3機種を用意。これらに、2.0TDIには6速MT、2.0TFSIと3.0TDIには7速Sトロニックが組み合わされる。足まわりは専用セッティングとされるほか、路面状況によりESP制御を最適化する「ORD」が与えられたのも注目ポイントとなる。 |
先代A4カブリオレの後継車にあたるプレミアムオープンA5/S5カブリオレが登場。A5がスタンダードモデル、S5がスポーツモデルとなる。ライバルの3シリーズカブリオレは流行のメタルトップを採用するが、アウディが選んだのはファブリック製ソフトトップ。ルーフ開閉に要する時間は、オープン時が15秒、クローズド時が17秒。また50km/h以下であれば、走行中の開閉が可能なのもポイントである。ボディは、各所を強化することで剛性の低下を抑えた。エンジンは、ガソリンが2.0L 直4ターボと3.0L V6、ディーゼルが2.7L V6と3.0L V6、そしてS5用の3.0L V6 S/Cを用意。いずれも直噴式を採用する。 |
アウディのトップスポーツレンジである「RS」の名が与えられた最強のTTが登場した。搭載されるエンジンは、新開発となる直噴式2.5L 直5ターボ。このエンジンは、クランクケースに軽量かつ高強度なバーミキュラ黒鉛鋳鉄を採用。さらに軽量なシリンダーヘッド&高強度コンロッドを奢ることで小型化&軽量化を図った。最高出力は340psを発生し、0-100km/h加速は4.6秒(クーペ値)を実現する。最高出力は250km/hでリミッターが作動するが、オプションでリミッター作動速度を280km/hに変更することも可能。エクステリアはTT、TTSとは差別化が図られ、よりスパルタンなスタイルとされる。 |
次世代5シリーズをベースに、まったく新しいジャンルを開拓するモデルが、コンセプト 5シリーズグラントゥーリズモである。このモデルの注目点は、まず次期5シリーズのデザインテイストを読み取ることができるということ。冒険的なスタイルで物議を醸した現行5シリーズ(E60)から一転、エレガントで保守的なデザインとされている。そして、もうひとつのポイントはPAS(プログレッシブ・アクティビティ・ビークル)と呼ばれる5ドアが新設されるという点。全長4998mm、全幅1901mm、全高1559mmと堂々たるサイズを持ち、広大な室内空間とラゲッジスペースを誇る。 |
1月のデトロイトショーでプレスにのみ公開されたEクラス(W212)が、ジュネーブショーでついに正式発表。これと同時に2ドアクーペがワールドプレミアされた。初代Eクラス(W124)以来ひさびさの復活となるクーペは、CLKクラスの後継でもある。搭載エンジンは、ガソリンが2.5L 直4、3.5L V6、5.0L V8の3機種、ディーゼルが2.5L 直4と3.5L V6の2機種が用意される。2.5Lガソリンと同ディーゼルは新開発。ガソリンエンジン(V8を除く)は直噴式となるのもポイント。足まわりには、「スポーツ」と「コンフォート」の2モードを備えたアジリティ・コントロール・サスペンションが搭載される。 |
911 GT3のマイナーチェンジモデルが公開された。今回の改良の最大のトピックはエンジンの変更。排気量は200cc拡大されて3.8Lとなり、さらに吸気側カムに加えて排気側カムにもバリオカムを採用することで、最高出力は20psアップの435psを発生。またGT3としては初となるPSMの採用も注目ポイント。ロードゴーイングモデルとして、一層の性能アップを果たした。また足まわりは、ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)や大径化&軽量化が図られたブレーキを装着。エクステリアは、エアロダイナミクスをさらに追求した新意匠バンパーが採用されるなど、大幅進化を遂げた。 |