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 Geneva, 79th Interntional Motor Show

ジュネーブショー

開催期間:2009年3月3日〜3月15日

◆フィアット 500C(市販モデル)

 フィアット 500に、オープンソフトトップを採用した500Cが設定された。オープンモデルとはいえ、その内容はルーフレールやピラーが残されたキャンバストップで、トップを電動で開閉することが可能。ソフトトップのカラーはアイボリー、レッド、ブラックの3色が用意される。ボディカラーには「ブリリアントパールレッド」と「ウォームグレー」の専用色を設定。エンジンは、スタンダードな500と同じく1.2L、1.4Lのガソリンと1.3Lターボディーゼルの3機種が搭載され、車両停止時にエンジンが止まる「スタート&ストップ」も採用される。生産はポーランドのティヒ工場で行われる。

◆アルファロメオ ミート GTA(コンセプトカー)

 アルファロメオのBセグメントモデルであるミートの高性能スポーツモデル「GTA」のコンセプトカーが登場。大型化されたエアインテークを持ったフロントバンパー、ディフューザー形状のリヤバンパー、専用19インチアルミなど、スタンダードモデルからさらにアグレッシブなデザインのエクステリアが大きな特徴。搭載されるエンジンは、フィアット・パワートレイン・テクノロジーが開発した1.75L 直4ターボ。直噴技術を採用することで、最高出力は240psを発生する。足まわりは20mmローダウン化。またアクティブサスペンションを採用することで、ダイナミックなハンドリングを実現している。

◆ランボルギーニ ムルシエラゴ L670-4 スーパーヴェローチェ(市販モデル)

 ムルシエラゴに、世界でわずか350台限定のスペシャルモデルが設定された。その名も「LP670-4 スーパーヴェローチェ」。ひと目で標準モデルと違いがわかるほどにエクステリアを差別化。ブレーキ冷却用ダクトを設けたフロントフェンダー、カーボン製リヤディフューザー、固定式のカーボン製リヤウイングを採用することで、レーシングマシンさながらのアピアランスを持つ。カーボンをふんだんに用いることでおよそ100kgもの軽量化を実現。エンジンにも手が加えられ、この6.5L V型12気筒が発生するパワーは、LP640比で30psアップの670hp。0-100km/h加速は3.2秒という俊足を誇る。

◆シュコダ ファビアスカウト(市販モデル)

 シュコダのBセグメントモデル、ファビアに、ハッチバック、ワゴンに続く新たなバリエーションが加わった。「スカウト」と呼ばれるこのモデルは、ワゴンをベースにクロスオーバーSUVに仕立てたモデル。エクステリアは、ボディ下部が未塗装となり、フェンダーモールやシルバー塗装のルーフレール、専用デザインの16インチホイールを採用するなど、ワイルドかつ力強いスタイリングとされている。搭載されるエンジンは、ガソリンが1.4L 直4(86ps)、1.6L 直4(105ps)、ディーゼルが1.4L 直4ターボ(80ps)、1.9L 直4ターボ(105ps)の4機種を用意。欧州では2009年5月末から発売が開始される。

◆シュコダ イエティ(市販モデル)

 チェコの自動車メーカーであるシュコダから、コンパクトなSUVが送り出された。イエティと呼ばれるこのモデルは、全長がおよそ4.2mと、欧州製SUVとしては最小サイズ。日本のダイハツ ビーゴなどと同クラスに属し、経済性、取り回し性を高めている。リヤシートは脱着式となり、ラゲッジには最大1760Lものスペースを作り出すことができる。エンジンは、ガソリンが新型ポロにも搭載される1.2L 直4ターボ(105ps)、1.8L 直4ターボ(160ps)、ディーゼルが2.0L 直4ターボ(110ps/140ps/170ps)の5機種。駆動方式は、2WDと4WDの両方が用意される。

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