296
F8トリブート
488
458
F430
360
F355
348
288GTO
デイトナSP3
SF90 ストラダーレ
812 スーパーファスト
F12
599
550/575M
テスタロッサ/512TR/F512M
365GT4BB/512BB/512BBi
※専用ページにリンクします。
解説
2017年3月のジュネーブショーで、フェラーリの12気筒・2シーターがモデルチェンジを受けた。先代のF12ベルリネッタから「812スーパーファスト」へと車名が改められ、性能面でも大きな進化を遂げた。F12ベルリネッタの登場が2012年だから、今回はわずか5年で次世代型へと移行したことになる。これは、フェラーリの12気筒モデルとしては比較的短い間隔。その理由を推し量るとすれば、最大のライバルであるランボルギーニ アヴェンタドールが同じタイミングで大改良を受けるなど、このセグメントは他社も含め日進月歩であることが一因となっているだろう。
812スーパーファストは、全体的なシルエットはF12ベルリネッタによく似ており、ホイールベースも2720mmと同じ。そのことからマイナーチェンジのような印象を受けるものの、リヤスポイラーの後端が30mm高くなったほか、より立体的に改められたサイドまわりの形状など、ほぼ専用のデザインとなっている。そしてモダンでシャープなヘッドライト、4灯式リヤライトも特徴で、スーパースポーツらしい圧倒的な存在感を放つ。また、フロントにはアクティブフラップやエアロダイナミックバイパスを設けるなど、空力性能が見直されたことも大きな特徴だ。
排気量は先代の6.2Lから6.5Lへと拡大。直噴システムや可変インテークを採用することで圧縮比は13.64に高められ、最高出力は同時期に登場したランボルギーニ アヴェンタドールSを上まわる800psを発揮する。ちなみにこれは、フェラーリのロードカーとしては最高値。トランスミッションは8速のF1(デュアルクラッチ式)を採用。そのほかフェラーリ初の電動パワステを導入し、これを車体電子制御システムと統合することで高いハンドリング性能を実現している。また、F12 tdfで初採用された後輪操舵「バーチャルショックホイールベース2.0」も搭載。最高速度は340km/h以上、0-100km/h加速は2.9秒と、格上のラ・フェラーリ級のスーパースポーツに仕上げられた。
主要諸元 " 2017y FERRARI 812 SUPERFAST "参照:プレスキット
寸法・重量 | エンジン・トランスミッション | ||
車格 | スーパースポーツ | 型式 | -- |
乗車定員 | 2名 | 種類 | 6.5L V12 DOHC 48V |
全長×全幅×全高 | 4657×1971×1276 mm | 気筒内径×行程 | 94.0×78.0 mm |
ホイールベース | 2720 mm | 総排気量 | 6496 cc |
トレッド前/後 | 1672/1645 mm | 圧縮比 | 13.64 |
最低地上高 | -- mm | 最高出力 | 588kW[800ps]/8500rpm |
重量 | 1630 kg | 最大トルク | 718Nm[73.2kgm]/7000rpm |
サスペンション前 | ダブルウィッシュボーン | 燃料タンク容量 | 92 L |
サスペンション後 | ダブルウィッシュボーン | トランスミッション | 8AT(F1) |
ブレーキ前 | ベンチレーテッドディスク | 駆動方式 | FR |
ブレーキ後 | ベンチレーテッドディスク | 動力性能 | |
タイヤ前 | 275/35ZR20 | 最高速度 | 340 km/h以上 |
タイヤ後 | 315/35ZR20 | 0-100km/h加速 | 2.9秒 |
◆公式PV(812スーパーファスト)