GRカローラ
GR86(2nd/ZN8)
86(1st/ZN6)
MR-S(W30系)
MR2(2nd/W20系)
MR2(1st/W10系)
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解説
2021年10月、トヨタ 86がフルモデルチェンジを受けて2代目が登場。名称も先に登場したスープラに倣い、「GR86」という表記となった。先代モデルはスバルBRZと姉妹車だったが、それは新型も同じ。ただし、スバル版は3ヶ月早いタイミングで投入されている。ボディサイズは先代とほぼ同じで、エクステリアもひと目で86と分かるデザインとされた。フロントまわりは、GRブランド専用の「ファンクショナル・マトリックス・グリル」を採用し、機能性とエモーショナルさを両立。車名ロゴも一新されている。インテリアは、水平基調のインパネに、BOXERメーター(7インチカラー+LCD液晶メーター)を採用。メーター表示は、走行モード(NORMAL/SPORT/TRACK)により変化するなど、新しい機能も盛り込まれた。
エンジンは、スバル製水平対向4気筒を搭載するが、排気量は2.0Lから2.4Lに拡大された。筒内直接噴射とポート噴射を状況に応じて制御するツインインジェクターを備えた「D-4S」の採用は先代と同様。これにより最高出力は235ps、最大トルクは25.5kgmとパフォーマンスアップを実現する。超低重心FRパッケージも踏襲されるが、横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%向上。高張力鋼板の採用拡大、フロントフェンダー、エンジンフード、エンジンアンダーカバー、ルーフにアルミ材を用いることで軽量設計としたこともトピックだ。トランスミッションは6速MTと6速ATから選べる。後者には、スバルの運転支援システム「アイサイト」を採用し、安全性能にも配慮した。
グレード構成は、18インチホイールの上級グレード「RZ」、17インチホイールの標準グレード「SZ」、16インチスチールホイールの競技ベース車「RC」を用意。グレード名はスープラと同じものが使われ、トヨタのGRスポーツファミリーであることを強調する。GR86のデビューは、走りを楽しみたいファンにとっての福音となるもの。スバルBRZとともに、令和時代のスポーツカー界隈を大いに盛り上げてくれた。
主要諸元 " 2021y TOYOTA GR86 RZ "
寸法・重量 | エンジン・トランスミッション | ||
車格 | エントリースポーツ | 型式 | FA24 |
乗車定員 | 4名 | 種類 | 2.4L H4 DOHC 16V |
全長×全幅×全高 | 4265×1775×1310 mm | 気筒内径×行程 | 94.0×86.0 mm |
ホイールベース | 2575 mm | 総排気量 | 2387 cc |
トレッド前/後 | 1520/1550 mm | 圧縮比 | -- |
最低地上高 | 130 mm | 最高出力 | 173kW[235ps]/7000rpm |
重量 | 6MT : 1270 kg 6AT : 1290 kg | 最大トルク | 250Nm[25.5kgm]/3700rpm |
サスペンション前 | マクファーソンストラット | 燃料タンク容量 | 50 L |
サスペンション後 | ダブルウィッシュボーン | トランスミッション | 6MT/6AT |
ブレーキ前 | ベンチレーテッドディスク | 駆動方式 | FR |
ブレーキ後 | ベンチレーテッドディスク | 動力性能 | |
タイヤ前 | 215/40R18 | 最高速度 | -- km/h |
タイヤ後 | 215/40R18 | 0-100km/h加速 | --秒 |