GRカローラ
GR86(2nd/ZN8)
86(1st/ZN6)
MR-S(W30系)
MR2(2nd/W20系)
MR2(1st/W10系)
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解説
セリカXXの後継モデルとして1986年に登場したのがスープラ(A70型)である。じつは北米では、セリカXXは「スープラ」として販売されてきたのだが、この世代以降は日本と北米が共通の車名を名乗ることになった。セリカXXはセリカの6気筒モデルとして誕生した豪華なGTカーであるが、スープラとして生まれ変わったA70型以降、高性能なスポーツクーペとしてのキャラクターにイメチェンしている。そんなスープラのライバルは日産 フェアレディZ。どちらも北米で人気の高いモデルで、ロングノーズ、ショートデッキの古典的スポーツカーのフォルムを持つ。
エクステリアは、前身となったセリカXX(A60型)をモダン化させたデザインが特徴的。当時流行していたリトラクタブルヘッドライトも見どころで、フェアレディZと比べても存在感では負けていなかった。発売当初は5ナンバーサイズ(全幅1690mm)だったが、1987年の改良では輸出仕様の3ナンバー車(全幅1745mm)の「3.0GTターボリミテッド」が登場。その後もワイドボディが拡大導入され、次第にこちらがスープラの本流となっていく。ボディはクーペのほか、取り外し可能なルーフを採用するエアロトップを設定。カジュアル志向のユーザーへも訴求した。
エンジンは全車に直列6気筒が搭載され、当初は2.0L SOHC、2.0L DOHC、2.0L DOHCターボ、3.0L DOHCターボと豊富なラインアップを誇っていた。とくに注目すべきは、3.0L DOHCターボの性能をさらに高めた「3.0GTターボA」という500台の限定車。こちらはグループA参戦を目的としたホモロゲ仕様で、最高出力は270psを発揮。さらに1990年には3.0L DOHCターボに代えて、2.5L 直6DOHCツインターボ(1JZ-GTE)が登場し、最高出力はついに280psを達成した。こちらはビルシュタイン社製ダンパーやトルセンLSDが与えられ、リアルスポーツとして進化を遂げている。そして1993年、さらに戦闘力を高めた2代目モデルが登場し、初代スープラは生産を終えた。
主要諸元 " 1990y TOYOTA SUPRA 2.5GT TWINTURBO R "
寸法・重量 | エンジン・トランスミッション | ||
車格 | ミドルスポーツ | 型式 | 1JZ-GTE |
乗車定員 | 4名 | 種類 | 2.5L 直6 DOHC 24Vターボ |
全長×全幅×全高 | 4620×1745×1300 mm | 気筒内径×行程 | 86.0×71.5 mm |
ホイールベース | 2595 mm | 総排気量 | 2491 cc |
トレッド前/後 | 1470/1475 mm | 圧縮比 | 8.5 |
最低地上高 | -- mm | 最高出力 | 280ps/6200rpm |
重量 | 1520 kg | 最大トルク | 37.0kgm/4800rpm |
サスペンション前 | ダブルウィッシュボーン | 燃料タンク容量 | 70 L |
サスペンション後 | ダブルウィッシュボーン | トランスミッション | 5MT/4AT |
ブレーキ前 | ベンチレーテッドディスク | 駆動方式 | FR |
ブレーキ後 | ベンチレーテッドディスク | 動力性能 | |
タイヤ前 | 225/50R16 | 最高速度 | -- km/h |
タイヤ後 | 225/50R16 | 0-100km/h加速 | --秒 |