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FAIRLADY Z VERSION NISMO   [2007y-]

フェアレディZ  バージョン ニスモ(5th/Z33)

フェアレディZ前 フェアレディ内装

解説

 Z32型の生産終了後、およそ2年のブランクを経て、2002年7月に登場した5代目(Z33型)フェアレディZ。翌年の一部改良ではロードスターをバリエーションに追加。その後、スポーツカーの命ともいえるイヤーチェンジを重ね、徐々に熟成が図られていった。2005年9月には初のマイナーチェンジが施され、エンジンや足回りを大幅改良。さらに2007年1月、2度目のマイナーチェンジが行われ、12代目スカイラインと同型のパワーユニット「VQ35HR」がその心臓部に納められた。そして、このマイナーチェンジにおけるもう一つの大きなトピックとなるのが、「Version NISMO」の設定である。

 今回新しく設定された「Version NISMO」は、ニスモとオーテック2社の協力のもと、さらなるスポーツドライビングの楽しさを提案するモデルである。エクステリアは、スーパーGT参戦車両から得られた空力データをベースに設計された専用デザインの前後バンパー、リヤスポイラーを採用し、標準モデルから大きく差別化。これにより、市販車では珍しいダウンフォースを得ている。インテリアでは、専用メーターや専用アルミペダルが装着されるほか、トリムにはメタリック調の本革素材を採用することで独特のプレミアム感を演出。また、シートのセンター素材にはパンチング加工のアルカンターラが採用され、ホールド性を高めている。

 搭載されるエンジンは、標準モデルと同じく3.5L V型6気筒DOHC(VQ35HR)で、これに6速MTまたは5速ATが組み合わされる。スペックは、最高出力が313ps、最大トルクが358Nmと、標準モデルとまったく同一であるが、排気系には専用大口径スポーツマフラーを装着する。一方ボディには、溶接面積の増大、補強バー&補強パネルの追加などによる剛性の大幅な見直しがなされ、大幅に手が加えられているのもポイント。さらに、足回りにはヤマハ製パフォーマンスダンパーを装着し、サスペンションも全面的にリセッティングされている。タイヤはハイグリップなブリジストン・ポテンザRE-01Rを装着、サイズもフロントが245/40R18、リヤが275/35R19に拡大され、スポーツ性能がより高められている。

主要諸元 " 2007y  FAIRLADY Z VERSION S "

寸法・重量エンジン・トランスミッション
車格ミドルクラス スポーツ型式VQ35HR
乗車定員2名種類3.5L V6 DOHC 24V
全長×全幅×全高4420×1840×1305 mm気筒内径×行程95.5×81.4 mm
ホイールベース2650 mm総排気量3498 cc
トレッド前/後1535/1545 mm圧縮比10.6
最低地上高110 mm最高出力230kW[313ps]/6800rpm
重量6MT : 1510 kg
5AT : 1520 kg
最大トルク358Nm[36.5kgm]/4800rpm
ステアリング形式ラック&ピニオン式
パワーステアリング
燃料供給装置電子制御燃料噴射式
(ニッサンEGI・ECCS)
サスペンション前マルチリンク
コイルスプリング
燃料タンク容量80 L
無鉛プレミアムガソリン
サスペンション後マルチリンク
コイルスプリング
トランスミッション6MT/5AT
ブレーキ前ベンチレーティドディスク駆動方式FR
ブレーキ後ベンチレーティドディスク動力性能
タイヤ前245/40R18最高速度180km/h (リミッター)
タイヤ後275/35R190-100km/h加速-
走行安定装置ABS / VDC