シルビア(S15)
スカイラインGT-R(5th/R34)
スカイラインGT-R(4th/R33)
スカイラインGT-R(3th/R32)
フェアレディZ(7th/Z35)
フェアレディZ(6th/Z34)
フェアレディZ(5th/Z33)
フェアレディZ(4th/Z32)
フェアレディZ(3rd/Z31)
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解説
1993年、スカイラインは9代目(R33)へと進化した。先代と比べてホイールベースを105mm延長し、ボディサイズをひとまわり拡大。そんな新型スカイラインをベースとするGT-Rは、ベース車の登場から1年以上遅れた1995年1月に発表された。従来の軽快感のあるスタイルから一転し、肥大化で重くなったボディを持つ新型スカイラインGT-Rは、デビュー当初ファンのあいだで賛否両論が沸き起こった。しかしその動力性能は日産の折り紙付きで、ニュルブルクリンクにおけるテストを徹底的に行った結果、同コースで、プロトタイプではR32型スカイラインGT-Rよりも21秒早い7分59秒というタイムを叩き出している。見た目とは裏腹に、そのポテンシャルは本物だったのだ。
エクステリアは、ワイド化されたフェンダーや角度調整機構付き専用リヤスポイラーが与えられ、標準モデルと比べると力強いデザインとなっている。エンジンは、2.6L 直6DOHCツインターボ(RB26DETT)を先代から引き続き搭載。しかしECUを8ビットから16ビットに変更し、過給圧の上昇、吸排気系やバルブタイミングを見直した結果、最高出力は280psのままだが、最大トルクは1.5kgm高い37.5kgmに達した。また、従来はVスペックのみに採用されていたブレンボ社製のブレーキキャリパーが全車標準装備されたこともトピック。なお、VスペックにはアクティブLSDが与えられている。駆動方式は4WDで、先代同様アテーサETS(VスペックはアテーサETS Pro)を採用する。
1997年2月の改良では、フロントバンパーにふたつのダクトが設けられたほか、バンパー位置を20mm下げることで冷却性能を向上。またブレーキ冷却用ダクトの開口面積も拡大された。さらにリヤサスペンションメンバーの取り付け部の補強、ABSアクチュエーターの小型化など細部に手が加えられた。1999年1月、R34型にバトンタッチする形で生産終了。R32〜R34までのGT-Rのなかではやや人気が低めだったが、現在では非常に価値ある1台と言える。
主要諸元 " 1997y NISSAN SKYLINE GT-R "
寸法・重量 | エンジン・トランスミッション | ||
車格 | Dセグメントスポーツ | 型式 | RB26DETT |
乗車定員 | 4名 | 種類 | 2.6L 直6 DOHC 24Vターボ |
全長×全幅×全高 | 4675×1780×1360 mm | 気筒内径×行程 | 86.0×73.7 mm |
ホイールベース | 2720 mm | 総排気量 | 2568 cc |
トレッド前/後 | 1480/1490 mm | 圧縮比 | 8.5 |
最低地上高 | -- mm | 最高出力 | 280ps/6800rpm |
重量 | 1530 kg | 最大トルク | 37.5kgm/4400rpm |
サスペンション前 | マルチリンク | 燃料タンク容量 | 65 L |
サスペンション後 | マルチリンク | トランスミッション | 5MT |
ブレーキ前 | ベンチレーテッドディスク | 駆動方式 | 4WD |
ブレーキ後 | ベンチレーテッドディスク | 動力性能 | |
タイヤ前 | 245/45ZR17 | 最高速度 | --km/h |
タイヤ後 | 245/45ZR17 | 0-100km/h加速 | --秒 |