シルビア(S15)
スカイラインGT-R(5th/R34)
スカイラインGT-R(4th/R33)
スカイラインGT-R(3th/R32)
フェアレディZ(7th/Z35)
フェアレディZ(6th/Z34)
フェアレディZ(5th/Z33)
フェアレディZ(4th/Z32)
フェアレディZ(3rd/Z31)
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解説
1998年5月にフルモデルチェンジを受け、通算10代目(R34)となったスカイライン。セダンとクーペが選べるのは先代と同じだが、ホイールベースや全長を短縮することで、より運動性能に重きを置いた基本設計がなされていた。そして、その土台は翌年に遅れてデビューを果たしたGT-Rでも大きく活きることになる。全長が4600mmに抑えられると同時にマッシブなデザインが与えられた結果、高性能スポーツカーに相応しい走りと佇まいを手に入れたのだ。お馴染みの丸型テールランプは引き続き採用され、ファンも納得のスタイルなことも注目ポイントだろう。
エンジンは、R32時代から受け継がれた2.6L 直6ツインターボ(RB26DETT)が、このR34にも搭載された。最高出力は280psと従来のままだが、セラミック製タービンを採用したことで最大トルクは40.0kgmに増強され、低回転域でも乗りやすいものになった。トランスミッションはゲトラグ社と共同開発された6速MTを搭載。当初のグレード構成は、「GT-R」と「GT-R Vスペック」、そしてモータースポーツ向けの「GT-R N1」の3タイプ。なかでも上級モデルのVスペックには、カーボン製ディフューザーや可変2段リヤウイングなどで空力性能を高めた「アドバンスドエアロシステム」、「アクティブLSD」、「アテーサE-TS PRO」など、より走りにに特化した装備が与えられている。
翌年には一部改良を受け、N1仕様と同じく全車のリヤブレーキローター径が拡大されたほか、ターンシグナルランプがクリアに変更された。同時にVスペックはVスペックIIへと進化し、量産車では初のカーボンボンネット(ボディ同色タイプ)を採用。さらにV字型エアダクトが付き、冷却効果も高められた。その後、本革シートなどを与えたMスペックの発売を経て、2002年には1000台限定の「ニュル」をリリース。ファンに惜しまれながら、これを最後にスカイラインGT-Rは生産を終えた。しかし2007年に「GT-R」のバッジを掲げるニューモデルが誕生している。
主要諸元 " 1999y NISSAN SKYLINE GT-R V SPEC "
寸法・重量 | エンジン・トランスミッション | ||
車格 | Dセグメントスポーツ | 型式 | RB26DETT |
乗車定員 | 4名 | 種類 | 2.6L 直6 DOHC 24Vターボ |
全長×全幅×全高 | 4600×1785×1360 mm | 気筒内径×行程 | 86.0×73.7 mm |
ホイールベース | 2665 mm | 総排気量 | 2568 cc |
トレッド前/後 | 1480/1490 mm | 圧縮比 | 8.5 |
最低地上高 | -- mm | 最高出力 | 206kw[280ps]/6800rpm |
重量 | 1560 kg | 最大トルク | 392Nm[40.0kgm]/4400rpm |
サスペンション前 | マルチリンク | 燃料タンク容量 | 65 L |
サスペンション後 | マルチリンク | トランスミッション | 6MT |
ブレーキ前 | ベンチレーテッドディスク | 駆動方式 | 4WD |
ブレーキ後 | ベンチレーテッドディスク | 動力性能 | |
タイヤ前 | 245/40ZR18 | 最高速度 | -- km/h |
タイヤ後 | 245/40ZR18 | 0-100km/h加速 | --秒 |