シルビア(S15)
スカイラインGT-R(5th/R34)
スカイラインGT-R(4th/R33)
スカイラインGT-R(3th/R32)
フェアレディZ(7th/Z35)
フェアレディZ(6th/Z34)
フェアレディZ(5th/Z33)
フェアレディZ(4th/Z32)
フェアレディZ(3rd/Z31)
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解説
日産を代表するスポーツカー、フェアレディZが1989年7月にフルモデルチェンジを受けた。2代目以降、北米市場をターゲットとするGTカーの性格が強まっていたフェアレディZだが、この4代目(Z32)からは運動性能を重視したピュアスポーツ路線に再びシフト。同時期に登場したスカイラインGT-R(R32)と並ぶ、日産スポーツモデルの顔となった。デザインは先代のZ31型を踏襲しつつ、全長4310mm、全幅1790mm、全高1245mmというロー&ワイドなフォルムとなり、次世代スポーツカーに相応しい存在感を放っていた。室内は2シーターと2+2が用意され、ホイールベースは2450mmと2570mmとそれぞれ異なっている。Tバールーフが選べるのも先代と同じだ。
搭載エンジンは2.0Lが廃止され、3.0L V6(VG30DE)と同ツインターボ(VG30DETT)の2機種に絞られた。とくに後者は日本車として初の280psを達成し、これが10年以上も日本における最高出力の自主規制値となった。駆動方式はもちろんFRが採用され、90年代を代表するスープラやRX-7のようなライバルと同様、スポーツカーとして年々進化していった。メカニズムでは、スカイラインにも導入された四輪操舵システム「スーパーHICAS」の採用がトピック(ツインターボのみ)。これにより、ライバルにも負けないコーナーリング性能を身につけている。サスペンションは前後ともマルチリンク式となり、これもスポーツカーらしい運動性能に寄与している。
デビューから2年後の1992年、フルオープンモデルのコンバーチブルが登場。さらに1994年にはリヤスポイラーや専用シートを装備した「バージョンS」、1997年には2+2のTバールーフにスポーティな内装の「バージョンR」が追加された。1998年には内外装のリニューアルを中心としたマイナーチェンジが行われ、2000年8月まで生産が続けられた。その後2年のブランクを経て、2002年に登場した次世代モデル(Z33)にバトンタッチした。
主要諸元 " 1989y NISSAN FAIRLADY Z 300ZX TWINTURBO 2 SEATER"
寸法・重量 | エンジン・トランスミッション | ||
車格 | ミドルスポーツ | 型式 | VG30DETT |
乗車定員 | 2名 | 種類 | 3.0L V6 DOHC 24Vターボ |
全長×全幅×全高 | 4310×1790×1245 mm | 気筒内径×行程 | 87.0mm×83.0 mm |
ホイールベース | 2450 mm | 総排気量 | 2960 cc |
トレッド前/後 | 1495/1535 mm | 圧縮比 | 8.5 |
最低地上高 | -- mm | 最高出力 | 280ps/6400rpm |
重量 | 5MT : 1510 kg 4AT : 1520 kg | 最大トルク | 39.6kgm/3600rpm |
サスペンション前 | マルチリンク | 燃料タンク容量 | 72 L |
サスペンション後 | マルチリンク | トランスミッション | 5MT/4AT |
ブレーキ前 | ベンチレーテッドディスク | 駆動方式 | FR |
ブレーキ後 | ベンチレーテッドディスク | 動力性能 | |
タイヤ前 | 225/50R16 | 最高速度 | -- km/h |
タイヤ後 | 225/50R16 | 0-100km/h加速 | --秒 |